【派遣社員レポートvol.61】タンザニアの各国支援団体について

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2017/04/10

タンザニアには、私が所属しているVSO以外にも各国の様々な支援団体が多数活動しています。彼等の活動内容の多くは就労支援、医療系支援、教育支援など、VSOとも共通している支援目的やコンセプトのもとに行われています。そのような背景からタンザニアでは、支援団体が互いに機能を補完し合い、相互の情報交換などを通した協働活動が日常的に行われています。

日本からはJICA(独立行政法人国際協力機構)がタンザニアを長期的に支援しています。私にとって日系組織のJICAは最も身近な存在であるため、滞在の初期段階でコンタクトを取り地元政府系機関の中小企業開発機構SIDO(Small Industries Development Organization)や複数の地元企業をご紹介いただきました。

滞在も2ヶ月を過ぎた今、私がこれまでに知り合えた団体や企業を他の支援団体にご紹介させていただくケースも増えてきました。例えば、国連開発計画(UNDP)(United Nation Development Programme)に訪問した際は、彼らがムトワラ方面にて農業領域における起業者支援を行う予定でいるため、VSOとの連携を模索したいというご相談を受けました。このケースでは同様の領域で活動しているT-LEDというVSO内プロジェクトのヘッドをご紹介させていただき、近々UNDPのコンサルタントを交えてミーティングが持たれることになっています。


また、4月5日に、E4D/SOGAというドイツ系のボランティア組織のプライベートセクターアドバイザーであるアンジェリカさんと日系企業に対するアプローチについて打ち合わせを行いました。SOGAも私が所属しているEEVT同様、若者の就労支援を行っており、日系企業の雇用ニーズに強い興味があるとのことです。私の滞在日数も残り僅かではありますが、私が持っている全ての情報の共有といくつかの企業同行を約束しました。また、農業セクターにも強みがあるということで、上記UNDPもお繋ぎします。今後、これらの支援団体のつながりが更に広がり、個々の活動に加えて所属組織の垣根を越えた相互協働を通し、更にダイナミックな支援が実現することに今から期待が膨らみます。

▲アンジェリカさんと一緒に

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