【派遣社員レポートvol.58】"Kazi Connect Career Fair" -就職フェア in Tanzania-

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2017/03/14

3月2日タンザニア南部の海岸都市リンディにて"Kazi Connect" と銘打ったCarrer Fair(就職フェア)が行われました。"Kazi"はスワヒリ語で「仕事」とう意味で、研修生と産業を結びつける就職促進イベントです。

リンディには政府系職業訓練校であるVETA=The Vocational Educational and Training Authority(一般財団法人海外職業訓練協会HP参照)の研修施設があり、300名を超える研修生が在籍しています。複数ある実習科目は、溶接、自動車整備、調理、裁縫、電気配線、建築など即戦力の育成を目的としています。

VSO(EEVT=Enhanced Employability through Vocational Training)は同敷地内にオフィスを構え、様々な支援を行っています。今回の就職フェアの企画運営もそうですが、私が行っている在籍生、卒業生の就業先の確保、また講師の派遣やキャリア構築に関するアドバイスなどもVSOがVETAと歩調を揃えて、研修生の就業支援に尽力しています。

今回の就職フェアでは地元企業を20社程度招待しました。研修生が各企業のブースを順にまわって実務的な質問をする形式だったのですが、研修生の真剣な目や、熱心に質問を投げかける姿がとても印象的でした。

渡航前の企画だったので、フェアの準備自体にはほとんど関わることができませんでしたが、年に一度の大イベントということで、VSOスタッフも非常に忙しくされていました。また、現地で全ての段取りをこなし、中心的役割を果たしたのはリンディに派遣されているランスタッド・ホールディング(オランダ)のボランティア社員のMarina(マリーナ)さんです。本人は「慣れない文化の中での諸々の手配は本当に大変だった」と話していましたが、私から見たら十分素晴らしい活躍でした。イベントプログラムには研修生によるヒップホップのパフォーマンスがあり、スワヒリ語でのラップを披露してくれたのですが、その即興ラップの中で何度も"Marina"というフレーズが聞こえてきました。ローカルのメンバーに聞いたところMarinaさんに対する感謝の意をラップに乗せていたそうで、参加者と運営サイドの一体感が感じられました。

▲ローカルスタッフ、研修生と一緒に

▲Kazi Connect Career Fair の様子

▲Kazi Connect Career Fair の説明を聞くタンザニアの若者たち

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