【派遣社員レポートvol.56】プロジェクト本拠地ムトワラへ到着

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2017/02/20

2月7日 EEVT(Enhancing Employment through Vocational Training)プロジェクトの本拠地であるムトワラに到着しました。

ダルエスサラームとは異なり、あたり一面何もありませんが徒歩5分ほどで綺麗な海が広がっており、暮らす人々も穏やかな印象です。主産業はカシューナッツの栽培と輸出、そして天然ガスやオイルなどの資源に関する産業です。

EEVTプロジェクトは2011年頃、天然資源の開発に乗り出した各国の企業とそこで働く人々のスキルギャップを埋めるために発足しました。当初、各企業の求めるスキル要件は地元民のスキルとは大きく乖離していた為、各ボランティア団体が職業訓練を行い、雇用拡大に寄与することを主軸とし、活動を開始しました。そのプロジェクトで重要戦略として位置づけられているのが「インダストリー・リンク」(企業との連携)です。

しかし、実務を覚える機会や、職業訓練修了者の受け入れ先など、まだまだ連携先の企業数が十分ではありません。前回のレポートでも、VSOと日系企業との連携について触れましたが、この状況を踏まえ、EEVTプロジェクトがサポートしている若者を日系企業をコネクトする活動を私が担うことになりました。

EEVTと若者を結びつけることにより、日系企業との連携を継続的に行います。そうすることにより、ムトワラからダルエスサラーム周辺に人材を労働者として供給したり、様々な技術をムトワラの若者に一定期間訓練してもらえるような仕組みを日系企業との構築を目指します。私は、3~4月はムトワラに滞在をして、各企業との交渉のため、その後は滞在地を柔軟に変更していくことになりそうです。プロジェクトの実現を目指して、これから具体的プランを提案していく役割を担っていきます。

▲現地、ムトワラの若者たち

▲ムトワラにて、VSOの看板

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