【派遣社員レポートvol.23】地震が発生して1週間

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2015/05/03


現在、私たちがステイしているのは、バグルンにあるNGO団体BYCのオフィスです。建物のつくりもとてもしっかりしていて、安心して過ごせています。また、バグルンでは、余震もほとんどなく落ち着いており、毎日頻繁に停電になりますが、夜は床にマットをひいてゆっくり寝ることもできます。食糧も水も幸運なことに確保できています。


一方で、震源地であるカトマンズ近辺の方々のことを考えると、自分たちが贅沢しているようで、とても心が痛みます。震災から約1週間が経ちましたが、何もできない自分に歯がゆさを感じ、悔しい思いをしています。


今の私たちにできることはないかと話し合い、バクンデ村に戻り、今まで進めていた計画を継続することを決めました。当初は、ホームステイ環境を整えるための、クッキングトレーニングを計画していましたが、このような震災時、そして観光客を受け入れるには水も非常に大切なため、安全な水の作り方のトレーニングに変更をすることにしました。更に、地震・災害が起きたときの対処法について、リーフレットやパンフレットを英語とネパール語で作成することにしました。日本で大震災を経験した私に、ネパールの方々へ伝えられることはないか、と考えています。


また、安全な水の作り方や、作成したリーフレットをホストファミリーだけではなく、広くバクンデ村の方々へ配布し、村の学校の子供たちにも説明をしたいと考えています。バクンデ村はもちろん、より多くの方々に地震発生時や災害時の対処法をお伝えしていきたいと考えています。限られた予算と時間の中で、ナリーニさんとも力を合わせ、できることをひとつひとつ行いたいと思います。





避難先であるBYCのオフィス

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