【派遣社員レポートvol.21】バクンデ村の方々とミーティング

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2015/04/22



観光推進委員会TPC(Tourism Promotion Committee)の方々が歓迎会を開いてくださいました。朝8時に始まる為、私たちも5分前にはTPCの建物内にはいましたが、誰一人として集まっていませんでした、8時10分を過ぎたところで、徐々に人が集まり、最終的に会議がスタートしたのは、8時半からでした。12名の村の人たちが集まり、はじめに、私たちへの歓迎セレモニーが行われました。最初にホストマザーが、私の額にティカ(ネパールでよく見られる、額の真ん中の赤い印)をつけてくれました。ティカは、歓迎やお祝いがあるときにつけるのだそうです。


その後、村の代表のKhem(キム)さんを中心に、今後の活動について話し合いをしてくださいました。TPCの方々がやりたいと考えている活動や、どうしたら観光客を集客できるのだろうかということを約1時間近く話し合いました。私もランスタッドの代表として、VSOとの活動を今後どのようにしていきたいか、挨拶をさせていただきました。話し合いの中で、クッキングクラス(安全な料理と、水の提供の仕方)・衛生管理・マガール民族の博物館設立の3つのアイデアが出ました。ランスタッドジャパンの従業員による募金も集まっていますが、VSOはただ物資を与えるだけではなく、長期的な目線でバクンデ村が発展していく方法を探しています。そのため、「何が今後長期的に必要とされるか」ということを考えて発言するようにしました。


一番の課題はバクンデ村までの移動手段です!移動に使用するジープは、バグルンバザールから出発します。出発時間は決まっておらず、基本的には、一日に1~2本です。また、村の人々も利用するため、5人~8人乗りのジープにぎゅうぎゅう状態で乗ります。非日常的でなかなかできない経験ではありますが、それを売りにするのは少し強引な気もしてしまいます。


そこで、バグルンバザールから約3時間かけてトレッキングをし、ヒマラヤ山脈を見渡せるバクンデ村での宿泊食事つきというトレッキングツアーを考えました。また、観光客に対して衛生的な水や食事を提供するため、クッキングトレーニングを実行していくことになりました。私もネパール語と英語を混ぜて一生懸命、自分の考えを伝えるようにしました。


今後私たちが長期的に活動をしていく上でも、移動と衛生環境は最大の課題になってくるかと思います。しかし、私が見た、壮大なネパールの山々をはじめとした美しい自然や、マグール族の皆さんの魅力など、観光客を惹きつけられる資源はバグンデ村に沢山あります。一度バグルンバザールに戻り、BYCのアマールさんとクッキングトレーナーの採用について提案予定です。いよいよ来週から本格的に活動がスタートします!




TPCにて歓迎会が行われている様子





TPCのメンバー・バクンデ村のみなさんと

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