【派遣社員現地レポートvol.14】見え始めた成果、残り2週間でできること

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2014/12/15

先日は、バグルンバザールにて、International Volunteer Dayというイベントに参加してきました。このイベントは、バグルン郡で活動している、JICAやKOIKA(韓国の国際協力団体)、そしてVSO、それからネパールの各種NGO団体が共催で、"Anyone can be a volunteer!"と題して、ボランティアの活動を紹介し、興味をもってもらうことを目的に開催されたものです。最初はバグルンバザール内を歩いてゴミ拾い、そしてバグルンバザールの中にある学校を会場として、教室や校庭を使って各団体の活動内容の展示などを行いました。私たちもせっかくの機会なので、VSOのブースの中で、バクンデ村で行っている観光業立ち上げサポートの活動の紹介やバクンデ村の宣伝をさせてもらうことにしました。

バクンデ村を紹介するリーフレットをつくり配布したり、バクンデ村の宣伝のポスターを掲示したり、また、くじ引きを作って、当選者には2泊3日のバクンデ村滞在チケットをプレゼントするゲームを行いました。ブース設置して席に着いた途端、ブースに子どもたちがわっとおしかけて、大変な大騒ぎ!早くくじを引かせて!自分が先だ、これ何の宣伝?バクンデ村?お姉さんどこから来たの?日本??ネパール語わかる?・・・なんとなく言っていることが分かってしまうから子どもたちのパワーってすごいですね。

私がそんな子どもたちのパワーに圧倒されているところで、JICAで来ている海外青年協力隊の方々や、KOIKAの方々は、子どもたちとのコミュニケーションもスムーズ。一緒に遊んだり、叱るべきときは叱って。もちろん他団体の大人たちとも、円滑にネパール語でのコミュニケーションを取っています。そういえば、私たちが自分たちのブースで使うポスターを印刷するために印刷屋さんに行った時、KOIKAの人たちが来ていて、業者と対等にやり取りをしてましたし、私が滞在しているホテルでJICAの海外青年協力隊の方々が子ども向け衛生教育の教材をネパール語で作成していました。言語を始めとしてコミュニケーションを取る術を身につけ、異国の地から来て現地のコミュニティに入り、1年~2年という期間をかけ状況の改善、コミュニティ支援に日々取り組んでいる人たちがこんなにいるのだなぁと感じ、バグルンバザールでそんな方々にお会いできたことを嬉しく思います。特に同じ日本人がこちらで奮闘されていると思うと、なんだか応援したくなりますよね。私も、もちろんプロの方たちには太刀打ちもできませんが、負けてはいられません。ネパール語が話せず、しかも6週間という限られた期間の滞在とはいえ、そんな私でもできることをひとつひとつやっていかなければ。

ということで、私の活動もいよいよラストスパートに入り、色々と作成してきたものが着々と完成してきました。前回のレポートでメニューの作成やホストホームのプロフィールの作成について書きましたが、さらにバクンデ村のマップボードや村の中で道の方向を示すサインボードもできあがってきました。また、今回のイベントで使用したポスターやリーフレットを、私が滞在しているホテルや、Green Development Bankという銀行に、Sudipさんのご厚意で、置いてもらえることになりました。さらに、イベントでくじ引きの当選者がさっそくバクンデ村に訪問してくれることになり、バクンデ村での滞在を楽しんでもらえるよう、準備をしています。こちらでの活動も終わりが近づいてきて、焦ってしまうこともありますが、時間は限られていても、やりたい・やるべきと思ったこと、できることはとにかくすべてやってみたいと思います。

■バクンデリーフレット完成!

■ブースに来た女の子と

■ブースの様子

■マップボード・サインボード完成!

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