総合人材サービスを提供するランスタッド株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役会長兼CEO 道上 淳之介、代表取締役社長 猿谷 哲)は、テクノロジーを取り巻くセキュリティ上の脅威や雇用の喪失に関する懸念が世界中で高まる中、日本を含む11か国3,500万件以上の求人ビッグデータを分析し、AIの活用で人間がより高付加価値な業務に関わる「人間拡張時代」にシフトしたことを明らかにしました。
昨今、生成AIを悪用したなりすまし詐欺や情報漏洩リスク、システムの脆弱性など、テクノロジーを取り巻くセキュリティへの懸念や信頼性への不安が注目されています。こうした"負の側面"やリスクを恐れるあまり、AI活用そのものに慎重になり足踏みしてしまうこともあるかもしれません。 しかし、グローバル労働市場で今まさに起きているのは、AIを排除したり恐れたりする姿勢からの脱却です。AIを賢く使いこなすことで人間本来の強み(EQや創造性、判断力)を高める「人間拡張(Human Augmentation)の時代」へと不可逆的にシフトしています。
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昇進スピードの加速 : AIツールやプラットフォームに関するスキルや資格を主体的に習得した人材は、従来の年功序列や社歴に依存する層と比較して 最大3.5倍速く昇進 を果たしています。
給与プレミアムの獲得 : 米国市場のデータ分析によると、AI活用スキルを備えた若手コンテンツライターは+25% 、カスタマーサービス職は +24%の給与プレミアム(賃金上乗せ)を獲得しており、実効スキルの保有者に対する市場価値の高まりが明確な数値として立証されています。
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AI化が進む中で、以下の人間固有のスキルの重要性および需要が高まっています。
人間的スキル項目,需要増加率
感情知能(EQ),+173% 創造性(Creativity),+168%
問題解決力(Problem Solving),+35% 批判的思考(Critical Thinking),+17%
倫理的判断(Ethical Judgment),+11%
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多くの企業がAIツールの導入を進めていますが、テクノロジーを購入するだけでは期待される成果を出せないという構造的課題に直面しており、AIを自社に最適化して統治・運用できるリーダーが不足しています。
上級AIリーダー職の欠員率は25%超
AI関連人材の求人増
AIソリューション・リード +226%
AIツールの運用やモデルの精度向上を担うAIトレーナー +247% 、
業務プロセスの自動化を設計・監修する「プロセス自動化スペシャリスト」 +196%
高度AI人材の平均採用期間は長期化(米英では最長54日程度)日本でも欠員率12%
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働き手がどのようにスキルチェンジを果たしているかの実態を分析したところ、働き手自身の自己 投資(外部学習や副業等)によるものであることが判明しました。
自発的自己投資の突出 : キャリアチェンジを果たした労働者の 81.6%〜85% は、企業のフォーマルな社内研修プログラムに依存せず、自発的な自己投資(外部資格の取得、オンライン講座受講、副業や個人プロジェクトなど)によって新たなスキルを習得しています。
企業主導型研修の限界 : 企業主導の社内研修(15%〜18%程度)は既存業務の維持(Javaのバージョンアップ等)にとどまる傾向があり、個人が主導権を持ってスキルを更新する「自律型スキリング」こそが、異職種や高度職種へのステップアップを可能にする原動力となっています。
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8年以上のスキル未更新で市場価値が65%低下: 新しい技術を追補せず8年以上同じ業務にとどまり続けると「一本道型の停滞」に陥り、相対的な市場価値が大幅に下落するリスクがあります。
この度のデータ分析では、スキル更新によって高付加価値な役割へ跳躍できる最適なタイミング(ピボット・ウィンドウ):は基礎職種に就いてから3.2〜3.5年目(専門職は4.2〜5.2年目)であることが判明しています。
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「AIやデジタルシステムの統治・運用能力は、技術専門職だけのものではありません。ビジネスの実態を深く知る人間こそが、その役割を理解し主導していくべきです。企業がテクノロジー投資の成果を最大化し、人間拡張の時代において持続的な成長を果たすためには、『ビジネス知識』『AI活用力』『人間固有の能力』の3つを強力に掛け合わせ、自律的なリスキリングを推進する環境づくりが不可欠です。」
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本調査結果を踏まえ、ランスタッドは日本の労働市場(企業経営者・HR担当者、および働く個人)に向けて、以下の具体的なアクションプランを提案します。
日本企業への提言:
従来型研修からの脱却と「スキルファースト戦略」および「自発的リスキリング支援」の推進
従来の年功序列や社歴、資格主義に依存した評価制度から脱却し、個人の実効的なスキルやAI活用力を正当に評価する「スキルファースト戦略」への転換が急務です。また、キャリア転換を果たした人材の8割以上が自発的な自己投資を行っている事実を直視し、企業は一律の社内研修を提供するだけでなく、従業員が個人で挑む外部学習や資格取得を費用・時間面でバックアップする「自発的リスキリング支援環境」の整備へシフトすべきです。
働く個人への提言:
AI活用力と人間性の掛け合わせ、および「3〜5年周期でのスキル更新(ピボット)」の実践
AIに仕事を奪われる恐れを抱くのではなく、自らAIスキル(AI Fluency)を磨き業務に活用する姿勢が求められます。それと同時に、AIには代替できない感情知能(EQ)、創造性、批判的思考、倫理的判断を研ぎ澄ます「自己投資」の強化が必要です。さらに、調査データが示す「ピボット・ウィンドウ*¹ (3〜.5年)」の知見を活用し、同一の定型業務に8年以上安住することで生じる市場価値の低下を回避するため、3〜5年単位で自身のスキルセットを意識的に再構築・更新し続けるキャリア戦略の実践を推奨します。
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「AI活用力と人間固有の能力の組み合わせこそが新たなキャリアの通貨である。企業はテクノロジーを買うだけでは成長できず、統合・運用できる人材の不足こそが本当のボトルネックです。スキルファーストの戦略と継続的リスキリングへの投資が不可欠です。」
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*¹ キャリア転換の勝負期
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[社 名] ランスタッド・エヌ・ヴィー
[設 立] 1960年10月
[代 表] サンダー・ヴァント・ノールデンデ、ホルヘ・バスケス
[所 在 地] オランダ
[従業員数] 38,480人
[売 上] 4兆2,537億円(230億7,700万ユーロ) 2025年度実績(12月決算)
(人材サービス業として世界最大*²)
[資 本 金] 7,376億8,866万円(40億200万ユーロ) 2025年12月末時点
[事 業 所] 世界39の国と地域
[事業内容] 総合人材サービス
[URL] https://www.randstad.com/
(1ユーロ184.33円換算/ 2025年12月末時点)
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*² Staffing Industry Analysts 2025、人材サービス企業売上ランキングより
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ランスタッドは、世界で最も公平で専門性を備えた人材サービス会社になるというビジョンを掲げる人材業界のグローバルリーダーです。人材およびクライアント企業に選ばれるパートナーとして 、労働市場の深い理解と4つの専門分野(オペレーショナル/ プロフェッショナル/ デジタル/ エンタープライズ)を通じ、クライアント企業が成功するために必要な、高品質で多様性に富んだ柔軟な労働力の実現を支援します。私たちは、あらゆるバックグラウンドを持つ人々に公平な機会を提供し、急速に変化する働く世界において人々が価値ある存在であり続けられるよう支援することに注力しています。ランスタッドが創造する価値を通じて、誰もにとってより良い働く世界の実現に貢献します。
オランダに本社を置くランスタッドは、39の国と地域(市場)で事業を展開しており、約38,000人の社員が働いています。2025年には、15万社近いクライアント企業と170万人以上の働く人々を支援し、231億ユーロの収益を上げています。ランスタッドN.V.はユーロネクスト・アムステルダムに上場しています。詳細は、ウェブサイトをご参照ください。www.randstad.com
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<このリリースに関する問合せ先>
ランスタッド株式会社
広報担当 (斎藤・安田)
Email:
communication
@randstad.co.jp