総合人材サービスを提供するランスタッド株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役会長兼CEO ポール・デュプイ)は世界34の国と地域で実施した働き手の意識調査「ランスタッドワークモニター2023年レポート*¹ 」を元に生涯現役を目指す人たち「アンリタイアメント」の増加と今後の課題を分析したパルスサーベイレポートを公開いたします。65歳以上の85%が定年退職後も働き続けるという考えに賛同しており、定年退職後の人材の活用が労働年齢人口の減少に悩む企業や社会にとっていかに有益かを解説しています。
□
低迷する経済、高インフレ、政府援助の減少などにより、労働者の退職時期に対する考え方にも影響を及ぼしており回答者の70%が希望通りの早期引退は経済的な理由から難しいと答えています。2022年の調査では61%が65歳までに定年退職したいと答えていたのが、現在は51%に留まりました。一方で、単に労働対価の支払いだけを求めているとは限らず、回答者の3分の1近くが、目標達成や忙しくしていたいという社会的側面から仕事が不可欠だとも回答しています。
□
イギリスのセンター・フォー・エイジング・ベター労働局副所長であるエミリー・アンドリュース博士によると、雇用主は、高齢社員の持つ経験、スキル、視点を非常に高く評価しており、中でも、多岐に渡る世代から成る労働力がもたらす多様な視点や姿勢に期待しています。「OECDの調査によると、50歳以上の従業員の割合が平均より10%高い企業は生産性が高いという結果があり、また別の調査でも、多世代が働く企業は高いイノベーションが評価されている」と説明しています。
□
労働人口が停滞する中、企業は、定年後も働きたい、早期退職後に職場復帰したいと考える人材を惹きつけ、受け入れ
ることが必須になると知見者達は語ります。アンドリュース博士は採用プロセスにおける年齢差別の撤廃を求めるとともに「勤務時間や勤務地に関して柔軟な対応を取ることパートタイムを希望する高齢社員を惹きつけ、人材プールの大幅な拡大が可能になる。」と述べています。
□
https://services.randstad.co.jp/download/workmonitor2023_pulse_survey
□
□
□
*¹ 「ランスタッドワークモニター2023年レポート」日本語版、 英語版(オリジナル)ともに無料でダウンロードできます。 https://services.randstad.co.jp/download/workmonitor/2023-form
□
□
□
[社 名] ランスタッド・エヌ・ヴィー
[設 立] 1960年10月
[代 表] サンダー・ヴァント・ノールデンデ、ホルヘ・バスケス
[所 在 地] オランダ
[従業員数] 46,000人
[売 上] 3兆9,000億円(275憶6,800万ユーロ) 2022年度実績(12月決算)
[資 本 金] 6,953億2510万円(49億1500万ユーロ) 2022年12月末時点
[事 業 所] 世界39の国と地域
[事業内容] 総合人材サービス
[URL] https://www.randstad.com/
(1ユーロ141.47円換算/ 2022年12月末時点)
■
ランスタッドについて
ランスタッドは世界最大*²の人材サービス会社であり、クライアントから選ばれるパートナーです。私たちは、あらゆる背景を持つ人々に公平な機会を提供し、急速に変化する仕事の世界でも常に求められる存在であり続けられるよう支援しています。私たちは労働市場を深く理解し、クライアント企業が成功するために必要な、高品質で柔軟なワークフォースの実現を支援します。世界中で46,000人の社員が、一人でも多くの人が仕事を通じて真の可能性を発揮できるよう支援することで、社会にポジティブなインパクトを与えています。
1960年に設立されたランスタッドは、オランダのディーメンに本社を構えています。2022年には、39の市場において、200万人以上の人々が心地よく感じる仕事を見つける手助けをし、23万人以上のクライアント企業へ人材ニーズに関するアドバイスを行ってまいりました。約276億ユーロの収益をあげています。ランスタッドN.V.はユーロネクスト・アムステルダムに上場しています。詳細は、ランスタッド・ホールディングスのウェブサイトをご参照ください。www.randstad.com
■
*²Staffing Industry Analysts 2021、人材サービス企業売上ランキングより
■
<このリリースに関する問合せ先>
ランスタッド株式会社
広報担当
Email:
communication
@randstad.co.jp