世界18か国における人材戦略のトレンドトップ10を解説「タレントトレンド 2023」 人材動向調査(日本語版)を公開

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2023/07/20

企業成長の鍵は従業員エクスペリエンス 

総合人材サービスを提供するランスタッド株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役会長兼CEO ポール・デュプイ)は7月20日より世界18か国における人材戦略のトレンドを分析・解説した人材動向調査「タレントトレンド2023」の日本語版をホームページにて公開いたします。18か国のグローバル企業及び地域企業の役員や人事部門の責任者900名以上を対象とした調査で、人材計画の作成や、従業員戦略と事業戦略の合致など、人を中心に据えたアジャイルな組織を目指すためのヒントとなる10のトレンドを解説しています。

不安定な経済環境のなか、日本だけでなく世界においても、多くの企業が人材不足に悩まされ、限られたリソースで事業経営を強いられています。採用が鈍化するなか、従業員の満足度とエンゲージメントを高め、生産性や定着率を改善していく必要に迫られています。本レポートでは、調査結果を元に、ランスタッドに加えてシスコ、エベレスト・グループ、ライトハウス・リサーチ&アドバイザリーやジョシュ・バーシン・カンパニーといったグローバル企業の人事専門家15名が、革新的な取り組みや優れた従業員エクスペリエンスを通じて企業がいかに長期的な価値を生み出し、人材の真の可能性を引き出していくのか、その方法を提案しています。

■人材獲得の重点はコスト削減よりも価値創造にある 77%(対前年32ポイントアップ)

  → 1. 価値を創造する人材獲得戦略にシフトするための5つの方法

■過去12か月間で自社にとっての従業員エクスペリエンスの重要性が高まった 76%

  →  2. 従業員エクスペリエンスをより有意義なものにするための5つの方法

■アナリティクス技術への投資をすでに行っている 74%(当社の調査史上で最高)

  → 3. 人材インテリジェンスを通じて従業員のエクセレンスを高める5つの方法

■自動化の進展によって従業員計画に影響が生じており、自社内で必要とされる人材が高スキル人材にシフトしつつある。 69%

  → 4.テクノロジーを活用してより多くの価値を創造する5つの方法

■スキルの習得とキャリアに関するエンゲージメントをより重視する 76%    

  → 5.社員の異動やキャリアチェンジによってスキルギャップに対処する5つの方法

■人材の獲得は大幅に高度化または拡大しており、モビリティや人材開発、キャリアパス、スキルの習得について考えることが求められている 82%

  → 6.学習の文化を奨励するための5つの方法

■エンプロイヤーブランドの構築に対する支出を維持または拡大する 94%

  → 7.配慮をもって人員整理を行うための5つの方法

■DEIが昨年、業績にプラスの影響を与えた 66%

  → 8.DEIに関して有意義な成果をあげるための5つの方法

■今年は健康・安全性プログラムへの支出を増やす 54%

  → 9.困難な時期に健康を増進するための5つの方法

■サステナビリティの実現に取り組んでいないベンダーやパートナー企業との取引は停止する 60%

  → 10. 傑出したサステナビリティ・イニシアチブを構築するための5つの方法

「talent trends 2023 グローバル人材動向リサーチ」日本語版、 英語版(オリジナル)

 無料ダウンロードはこちら   https://services.randstad.co.jp/download/talent-trends-2023



「タレントトレンド2023概要」

不透明な市場における企業優位性の創出:81%がこれまで以上に従業員エクスペリエンスを重視

先行きや将来の予測が困難なVUCA時代においても、外部環境の不透明感ばかりに気を取られず、状況変化に応じて素早い対応ができるよう、機敏性を高めることが重要です。優秀な人材を確保し、優位性を生み出すには、入社からキャリアアップまで従業員ライフサイクル全体を通じた前向きな従業員ジャーニーが重視されています。これらを実現するには、価値創造の最優先、企業ビジョンに留まらず、従業員個人の明確な目標設定や人材インテリジェンスやテクノロジーを活用した人事戦略があげられます。

人材の真の潜在能力の発掘

社内における社員の異動やキャリアチェンジを促すインターナルモビリティによって、環境や企業の変化における応用力やリスキリングの習得といった、従業員の潜在能力を発揮させることができ、優秀な人材の確保と定着につなげることが重視されています。組織変更や人員整理についても、真摯に思いやりを持って指揮することで、既存の社員をはじめ社会による企業ビジョンへの共感や企業イメージを通じて、企業サービスや商品に対する社会の携わり方に将来的に大きく影響します。

明確な企業ミッションへの共感

社員のインクルージョン、ウェルネスや環境等へ配慮したサステナビリティへの取り組みを通じて社員の共感を得て、他社との差別化を図ることができます。ダイバーシティ(多様性)・エクイティ(公平性)・インクルージョン(包括性)(DEI)に対する施策を通じて、誰もが評価され、成功を収められる組織文化の醸成や不透明な環境下における社員のウェルネスを重要視したサポート体制を構築することで社員のロイヤリティを向上しつつイノベーションを促す多様な職場環境の実現につながります。

2023年 企業健全性指数によると、市場への楽観視傾向がコロナ前レベルに回復

人事担当者による前年比の成長率や雇用者数、足元の政治環境に関する見解、および翌年の事業の大幅な成長の有無を示すTalent Trend Business Health Index(企業健全性指数)によると2023年のスコアはコロナパンデミック前に近い水準となる見通しで、コロナ禍の2022年は18市場中11市場でスコアが大幅に低下した。2023年のデータはある程度の楽観的な姿勢を示していたものの、ほとんどの市場のスコアは基準値である100を上回り、日本、ポーランド、米国やブラジルなどの市場では楽観姿勢が2022年から20ポイント以上強まったという結果になりました。ただし、2023年の企業健全性指数は2022年第4四半期前半に行った調査に基づいている為、その後、市場が不安定化したことにより回答者の見通しに影響が出ている可能性があります。

ランスタッドの会社概要

[社  名] ランスタッド・エヌ・ヴィー
[設  立] 1960年10月
[代  表] サンダー・ヴァント・ノールデンデ、ホルヘ・バスケス
[所 在 地] オランダ
[従業員数] 46,000人
[売  上] 3兆9,000億円(275憶6,800万ユーロ) 2022年度実績(12月決算)
[資 本 金]  6,953億2510万円(49億1500万ユーロ) 2022年12月末時点
[事 業 所] 世界39の国と地域
[事業内容] 総合人材サービス
[URL] https://www.randstad.com/

(1ユーロ141.47円換算/ 2022年12月末時点)

ランスタッドについて
ランスタッドは世界最大の人材サービス企業であり、クライアントから選ばれるパートナーです。私たちは、あらゆる背景を持つ人々に公平な機会を提供し、急速に変化する仕事の世界でも常に求められる存在であり続けられるよう支援しています。私たちは労働市場を深く理解し、クライアント企業が成功するために必要な、高品質で柔軟なワークフォースの実現を支援します。世界中で46,000人の社員が、一人でも多くの人が仕事を通じて真の可能性を発揮できるよう支援することで、社会にポジティブなインパクトを与えています。

1960年に設立されたランスタッドは、オランダのディーメンに本社を構えています。2022年には、39の市場において、200万人以上の人々が心地よく感じる仕事を見つける手助けをし、23万人以上のクライアント企業へ人材ニーズに関するアドバイスを行ってまいりました。約276億ユーロの収益をあげています。ランスタッドN.V.はユーロネクスト・アムステルダムに上場しています。詳細は、ランスタッド・ホールディングスのウェブサイトをご参照ください。www.randstad.com

*¹Staffing Industry Analysts 2021、人材サービス企業売上ランキングより

<このリリースに関する問合せ先>
ランスタッド株式会社
広報担当
Email:
communication
@randstad.co.jp

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