ランスタッドは、心の健康やウェルビーイングを含む安全な労働環境を提供し、維持していくことをお約束します。私たちは、負傷や疾病の防止について、合理的で現実的な対策を全て講じます。ランスタッドの業務で想定される危険から、ランスタッドの派遣・請負スタッフと従業員、クライアント企業、来訪者の皆様を守ります。
ランスタッドの全グループ企業は、全ての関連法令および社内のポリシーと手続きを遵守します。安全衛生は、ランスタッドの人権ポリシーの中核を担うものです。ランスタッドのオフィスや当社の管理下で働く従業員および派遣・請負スタッフには、全ての関連法令、社内のポリシーと手続きを遵守することが求められています。
このポリシーの主な目的は、死亡事故をゼロにすることと労働災害を継続的に削減することにあります。ランスタッドの派遣・請負スタッフ及び従業員の安全確保は、当社の最優先事項です。したがって、体制と手続きの設定と管理、リソースの提供、事業の継続的な改善について、私たちは注視します。
人を大切にする姿勢は、ランスタッドのコアバリューの礎であるとともに、持続可能性への取り組みの一環となっています。この安全衛生に関する誓約は、「人材に最適な仕事を提供する」や「従業員から選ばれる雇用主になる」を始めとする持続可能性に関するフレームワークを具体化したものです。この2つの柱の実現には、安全衛生とウェルビーイングに関する明確なビジョンが必要です。partner for talent (人材に寄り添う真のパートナー)になるという目標を達成するために、事業の在り方を、ランスタッドのバリューとビジネス原則に基づいて構築します。本ポリシーは、ランスタッドのビジネス原則、特に原則の1と14に準拠しています。
1.私たちは、国際人権の原則、ランスタッド社内のポリシーと手続き、人材ビジネスを司る法令を理解し、遵守します。
14.私たちにとって、安全衛生はビジネスの最優先事項です。この考えは、ランスタッドの従業員だけでなく、派遣・請負スタッフ全員に当てはまります。魅力ある雇用主になるために、ランスタッドは業界のパイオニアとして、継続的に尽力して参ります。優秀で士気の高い派遣・請負スタッフと従業員が健康かつ安全な環境で働いてこそ、ランスタットグループの成功がもたらされるのです。
ランスタッド n.v. 代表取締役会長兼CEO サンダー・ヴァント・ノールデンデ
ランスタッドは、すべての従業員、派遣・請負スタッフおよびクライアントの安全衛生を最優先事項としています。つまり私たちは、健康で安全な就労環境を提供する社会的責任とビジネス上の責務を負っており、職場の就労環境を常に維持するために関連法規および社内ポリシーを遵守します。
職場における安全とウェルビーイングは、基本的人権として何よりも尊重されなければなりません。私たちは、この原則を尊重することを約束し、誰もが安心して働ける就労環境を維持するように努め、人材サービス業界における世界的リーダーとして模範を示し、クライアント企業に選ばれるパートナーを目指します。皆さんも、職場における安全衛生は、私たちのビジネスの中心であり、働きがいのある仕事、ディーセントワークの中核をなすものであることを心に留めてください。
代表取締役会長 兼 CEO 兼 ランスタッド アジアパシフィック チーフエグゼクティブ カイエタン・スローニナ
本ポリシーは、ランスタッドが世界で行う全てのビジネスに携わる派遣・請負スタッフと従業員に適用されます。ランスタッドは、全ての関係者のために、安全で衛生的な労働環境の構築に努めます。本ポリシーは、ランスタッド派遣・請負スタッフ及び従業員、クライアント企業と、委託先などの来訪者に適用されます。関係者 への法的責任は国によって異なる場合もありますが、安全性に欠ける仕事は決して選択肢にはなりません。
ランスタッド派遣・請負スタッフと従業員には皆、安全で衛生的な労働環境で働く権利があります。安全衛生のリスクは、各業界の事業分野ごとに異なります。
我々は、各地で定められた法的責任を考慮し、様々な事業分野の主要な関係者と共に実施するリスクアセスメントに基づいて、適切な安全衛生対策を講じます。安全衛生対策には、派遣・請負スタッフや従業員が、安全が不安視されると当局に指定されたエリアを訪問する際に必要とされる予防措置も含まれます。
私たちの目標は、安全衛生を推進し、労働災害を継続的に削減していくことです。
各地の組織体制に合わせて、事業会社や国、地域ごとに安全衛生責任者(または担当役員)を任命します。
各地の安全衛生責任者は、安全衛生体制の構築責任を担い、各地の経営責任者はその遂行に協力をするとともに安全衛生への最終的な全責任を負います。
安全衛生責任者は、各地の法令と社内の安全衛生ルール、グローバル・ポリシーを確実に遵守するように指導します。各地のポリシーは、本グローバル・ポリシーに準拠するものとします。各地の事業運営責任者が、事故や疾病の防止対策を実行します。
ビジネスを運営する重要事項の一つとして、各地の関連法令について、あらゆるレベルの管理職が強力なリーダーシップを発揮し、職場の安全衛生の責任を持ちます。管理職は模範を示し、安全衛生のプログラムと取組みに従業員を積極的に参加させます。
同時に、ランスタッドの派遣・請負スタッフと従業員は、職場の安全衛生に責任を持ちます。ランスタッド派遣・請負スタッフと従業員には、安全衛生の活動に積極的に参加し、労働災害ゼロを維持していく職場風土の醸成が求められます。
ランスタッドは、ウェルビーイングと安全衛生を推進します。上記の取り組みについて各地の安全衛生責任者と協力しながら、私たちは方針を示し、ランスタッド・グループ全体を通して成功事例の共有を進めます。
ランスタッドの安全衛生対策には、業績評価指標(KPI:Key Performance Indicator)が含まれています。派遣・請負スタッフとランスタッド従業員について、罹病率や業務に起因する事故(災害や事故に伴う時間的損失を含む)と死亡について調査します。安全に万全を期したものの事故が発生してしまった場合、原因究明の調査を実施します。再発を防ぐため、合理的で現実的な追加対策を策定します。
本ポリシーを書面化し、実行して維持するとともに、定期的に見直します。
グループ企業に特有の安全衛生ポリシーは毎年見直し、早期の対応が必要となる際には速やかに変更します。
グループ全体で成功事例を共有して事故から学ぶため、安全衛生責任者が事業会社に特有のKPIを毎年設定し、各地で報告するとともに、グローバル安全衛生管理者フォーラムでも共有します。
安全衛生は、各現場とランスタッドの全ての部門で日々話し合うべき議題です。
ランスタッド派遣・請負スタッフと従業員、クライアント企業、その他関係者に、安全衛生ポリシーをいつ、どのような方法で共有するのが最適なのか、各地が判断します。安全衛生ポリシーは、新入社員や新たな派遣・請負スタッフ向けのオリエンテーションでも取り上げるべきです。
包括的な安全衛生体制の成功は、全ての関係者が参加することで初めて実現します。ランスタッド派遣・請負スタッフと従業員が関わるべき取り組みは以下のとおりです。
派遣・請負スタッフとランスタッド従業員には、参加方法や参加すべき取り組みの体制、各地の安全衛生ポリシーの安全衛生担当者に関する情報をお伝えします。
ランスタッドは、安全衛生に関して、必要に応じて外部機関に相談します。
安全衛生上の改善、事故防止について、当社は各地のクライアント企業と協力します。その協力には、少なくとも、安全衛生上の問題やクライアント企業の労働環境に関する一般的な情報の交換が含まれます。
各地の安全衛生責任者が、グローバル安全衛生ポリシーと目標の設定、その見直しをリードします。同様に、派遣・請負スタッフとランスタッド従業員(の代表者)による安全衛生に関する相談や参加を実現し、安全衛生に関するクライアント企業との協力を可能にする体制を構築する役割も、各地の安全衛生責任者が担います。
ランスタッドは、安全衛生を最重要事項だと考えています。したがって、ランスタッド派遣・請負スタッフと従業員の全てに、このグローバル安全衛生ポリシーと各地特有の安全衛生ポリシー、手続きおよび規則を遵守することが求められます。コンプライアンスに問題があれば、懲戒手続きに入る場合もあります。
本ポリシーまたは各地の安全衛生ポリシーに関連する疑義が生じた場合、ランスタッド派遣・請負スタッフと従業員は、各地の管理者または安全衛生責任者に懸念を表明することができます。派遣・請負スタッフは、コンサルタントに相談することも可能です。国や地域によっては、上記に代わる相談窓口がある場合もあります。ランスタッドのカルチャーに、透明性は常に欠かせません。透明性によって、お互いに気を配り、安全を確保することができます。
安全衛生に関する重大な問題が発生したものの、上記の相談窓口に連絡することに不安を感じる場合、ランスタッド(株)のWHS専用インテグリティライン(legal.whs@randstad.co.jp)にご連絡ください。WHS専用インテグリティラインは、秘匿性を厳重に管理しております。
ポリシーに全ての状況や規則を網羅するのは不可能です。ランスタッドの従業員には常に、常識に基づく判断とプロとしての判断が求められています。