humans of randstad

ランスタッドで働く社員の声や、
インタビューをお届けするWebメディア。

  1. humans of randstad
  2. 焦燥のフリーター時代から一転!「失敗上等」の精神で飛び込んだ、ランスタッドでの1年

焦燥のフリーター時代から一転!「失敗上等」の精神で飛び込んだ、ランスタッドでの1年

小原 一浩 オペレーショナルタレントソリューション事業本部 ドライバー事業部 埼玉支店 コンサルタント

profile
神奈川県出身。32歳までフリーター後、チーズ輸入加工販売会社へ営業として入社。2024年ランスタッド入社。DR事業部埼玉支店でコンサルタントとして活動中。「2024年8月新規クライアント獲得社数No1」ベストパフォーマー獲得。

「このままでいいのか?」フリーターからの脱却

▲部長とのツーショット

ドライバー事業部・埼玉支店で働く小原。2024年2月の入社以来、コンサルタントとしてクライアント企業にドライバー派遣サービスを提供してきました。2024年8月には新規クライアント獲得社数No.1を達成しベストプレイヤーに選ばれるなど、破竹の勢いを見せています。

人生のテーマは「挑戦と成長と恥はセット」と語る小原にこれまでの歩みを伺いました。

 

(小原)「子ども時代の私はいわゆる目立ちたがり屋。お調子者で夢は大きく、ミュージシャンに憧れていました。それも口ばかりで、あまり努力はしていなかったと思います。結局そのままフリーターになり、20代はコンビニのアルバイトで生計を立てていました」

 

ところが、結婚・出産とライフステージを変えていく友人たちを見て「このままでいいのか」と焦りを感じ始めます。32歳で就職活動を開始し、食品の輸入加工販売企業に就職を果たしました。

 

(小原)「役員の方に『君は営業に向いているよ』と言っていただけたのはうれしかったですね。コミュニケーションも好きなタイプだったため、自分の目指すべき道は『これなんだ!』と思いました」

 

しかし、入社してみると既に新しい取り組みや成長する余白のない社内環境で、現状維持を良しとする組織文化の中、理想の自分との乖離に頭を悩ませることに。

 

(小原)「今より成長するための一歩を誰も気にしていないみたいでした。やる気を出しても空回りするばかりで、完全に浮いてましたね。ビジネスマンとして成長を実感できないまま時間だけが過ぎ、常に不安が付きまとうようになりました。次第に時間合理性のない出社義務や自社都合でビジネスを拡大できない営業活動などの内部事情にも疑問を感じるようになりました。また、『他部署に不平等感を与えないためにみんなで不自由でいる』という組織の方針と、自分の中にある理念との間にズレを感じました」

 

ただでさえ社会人としてのスタートが遅い自分に悩んでいる余裕があるのか、そう自分に問いかけ、初めての就職先を4年で退職しました。

転職活動で感じた違和感がキャリアの転機に

次の転職先を決めずに退職したことで、小原は焦りを抱えていました。転職エージェントにも登録し、手当たり次第に話を聞きました。そこである違和感を抱いたと振り返ります。

 

(小原)「エージェントの対応に物足りなさを感じたんです。一方的な情報提供ばかりだったり、逆に知りたい情報が欠けていたり。生意気にも『自分なら求職者に不安を抱かせないのに』と思うようになりました

 

そこで転職エージェントに登録していた希望業界に「人材業界」を追加。その直後にランスタッドから届いたスカウトメールに運命的なものを感じたのだとか。

 

(小原)「希望していた通りの営業ポジションでのオファーだったうえに、フレキシブルな働き方を推進する外資系企業という点が興味をそそりました。前職では同調主義に苦労していたので、個人裁量が発揮できる成果主義である点が魅力に思えました

 

採用連絡を受けた日のことは一生忘れられない」と熱を込める小原。以来、ドライバー事業部のコンサルタントとして、派遣ドライバーとクライアント企業の両面の営業活動を実施しています。

 

(小原)「我々は主にトラックドライバーや送迎車の運転手を求める企業をクライアントとしています。割合が高いのはやはり物流業界。背景には常態化したドライバー不足があります」

 

昨今の働き方改革で時間外労働の上限規制が設けられたことで、ドライバーの収入減は話題となりました。その結果、さらに売り手市場が進むと見られ、人手不足が続けば2030年には約35%の荷物が運べなくなるという試算も出ています。ドライバーの確保は社会の課題であり、その打開策となり得るドライバー派遣事業に大きな可能性を感じているそう。

 

(小原)「競合の多い人材業界のなかでもドライバー事業は未成熟の市場です。価格競争が激化し契約金額が入社の決め手になりやすい他業種に対し、シンプルにコンサルタントの力量が試される側面はあると思います。ドライバー派遣というビジネスのスタンダードを形成している楽しさと、『自分にしかできない営業』をやれている実感があります」

失敗上等!物怖じしない営業スタイルが持ち味

▲チームミーティングの様子

小原は週1程度を出社に充て、平均4日はクライアント先を訪問しています。訪問の多くは既存営業や派遣ドライバーのフォローですが、候補者の職場見学サポートも重要な役目だと話します。

 

(小原)「職場見学とは候補者と一緒に検討中の企業を訪問し、実際の職場の雰囲気を知っていただくもの。同様に担当者の方へ候補者について少しでも深く知っていただくための時間。双方の懸念点を解決するために必要な最も重要なプロセスの一つです。」

 

小原の活動のうち新規営業は2割ほどで、残りの8割は職場訪問を始めとした既存営業です。候補者とクライアントのために過密な訪問スケジュールをこなす日もありますが、直行直帰が可能であること、コアタイムがなく自分で1日のスケジュールを立てられることが幸いし、理想の働き方ができているそうです。

 

(小原)「やりがいを感じるのは、候補者の希望に寄り添ったベストな職場をご提案できたときです。とはいえ、すべての条件を満たす仕事はありません。給与や走行距離、車種、職場の雰囲気などの条件のうち何を優先させるか、候補者が自ら導き出すまで寄り添います。対話を通して候補者の希望を整理し、ベストだと感じられる職場につなげたときは心が満たされます」

 

反対に苦労を感じるのはクライアントの価値観のアップデート。物流という専門性の高い業界ゆえ、かつての価値観や慣習が根強く残り、報酬や労働条件、福利厚生などを時代に見合ったものにできていない企業が少なくないといいます。

 

(小原)「もちろん悪意はなく、単純に外部の情報を得る機会がないことが原因です。ですので、同業他社の労働条件や業界全体の情報共有をすることで、まずは市場感を知っていただこうと心がけています。ほかにも『業務効率を改善してほしい』などの声がスタッフから上がっていれば、それとなく業務効率を図るための施策を提案します。求人を出すような管理職の方は現場を知らないことも多いため、言いにくくても『自分以外に誰が言うんだ』と奮い立たせています」

 

忌憚のない意見がクライアントの気づきとなり、感謝されることも多いのだとか。「失敗上等です」と語る通り、歩みを止めない小原の原動力を聞いてみました。

 

(小原)「私の社会人経験はまだ6年と、同世代の人より大人として大きく遅れを取っている状態。今は失敗も成功も同じくらい積み上げるべきだと思い、ただがむしゃらに過ごしています。恥をかいてでも得られる経験は値千金です。不安定な状態だった私を迎え入れてくれたランスタッドで、できるところまでやってみたいと思っています

がむしゃらに駆け抜けた1年間。次なる目標は

▲プライベートではジムに通って体を鍛えます

小原は現在、一つ上の階級であるシニアコンサルタントになるために、資格試験に励んでいます。最終目標はドライバー事業部の部長になること。そして更にその上だという。
 
(小原)「将来への不安だらけだった私を一次面接で対応してくれたのが、現在の部長でした。入社を後押し、その後も有言実行の姿勢で勇気を与え続けてくれている憧れの人です。右腕になりたいと思っています。
 
一方でランスタッドという大きな組織の全体像が、まだ把握できていないとも感じています。自分のポテンシャルを更に活かせるポジションがあるのではないかという思いもあり、ずっとワクワクしています」
 
「ランスタッドに向いている人材は?」という問いに対し、小原は次のように答えてくれました。
 
(小原)「今いる場所で、仕事の進め方にやりづらさを感じていたり、既存のルールに違和感を抱いていたりする方は、個を尊重するランスタッドで力を発揮することができるかもしれません。僕自身も時間合理性の高い働き方を追えるようになり、ストレスの少ない状況で自分自身の成長を感じながら活動できるようになりました。」
 

小原さん 文章4挿入画像.jpg

▲左から支店長、小原、部長、先輩

 

入社してからの1年を走り抜けた小原。最後に今後の展望を聞きました。

 

(小原)「入社してから、間違いなく僕の人生は良い方向に向かっているという手応えがあります。心細い時期もありましたが『営業として成長したい』という心の声に従って行動を起こしてよかったと確信しています。一度きりの人生、心の声は無視しない方がきっと上手くいくと信じています。

 

そして我々が携わっている物流業界やドライバービジネスは、現在の日本の問題の縮図のような一面を持ち合わせているため、この問題を解決しない先に豊かな日本はあり得ません。AI・自動運転が導入されたとしても人間のドライバー需要・雇用が社会から無くなることはないと予想しています。そしてどこまで行っても人を扱うのは人。ドライバーさんが1人でも多く、豊かに暮らせるよう働くお手伝いをしていきたいです」

#ハッシュタグ
人材派遣(スタッフィング)未経験からの転職自分らしさ関東