humans of randstad

ランスタッドで働く社員の声や、
インタビューをお届けするWebメディア。

  1. humans of randstad
  2. 派遣社員からセールスサポートへ。障がいを乗り越え、新たなキャリアに挑む

派遣社員からセールスサポートへ。障がいを乗り越え、新たなキャリアに挑む

篠浦 佐和オペレーショナルタレントソリューション事業本部 西日本本部 松山支店

profile
愛媛県出身。短期大学秘書科にて接遇・電話対応などを学び総務事務職を3年経験後、コールセンター、コールセンターの管理職を経験。2022年12月にオンサイト正社員としてランスタッドに入社し、2023年4月から無期雇用派遣に転換。2024年4月よりチャレンジド正社員としてセールスサポート職として入社。

コロナ禍でランスタッドとの出会い。障がい者雇用で再出発するまで

西日本本部・松山支店でセールスサポートを務める篠浦。現在はチャレンジド正社員として勤務していますが、これまでの道のりは平坦なものではありませんでした。短期大学卒業後、スーパーの総務事務を経て、コールセンターでオペレーターとして働き始めます。しかし、コロナ禍がきっかけとなり、働き方に大きな変化が訪れました。

 

(篠浦)「コロナ禍に入ると、コールセンターの席数が減少した影響でシフトに入る回数も少なくなってしまい、収入が厳しくなりました。そこで、日勤帯と夜勤帯の2つのコールセンターを掛け持ちすることにしたんです。日勤の業務が終わって少し仮眠を取り、夜勤に向かうという生活を半年ほど続けました。

 

睡眠時間もプライベートもかなり制限されましたが、夜勤帯では管理職でもあったため、責任感や優先順位をつけて業務を進める力が身につきました。結果として、非常に充実した時期だったと感じています

 

ダブルワークを模索していた2021年6月、篠浦は求人サイトでランスタッドの単発派遣の仕事を見つけ、働いてみることにしました。業務に取り組むなかで評価をいただき企業からは「直接雇用したいという話が持ち上がりました。しかし、当時は別のコールセンターで働いていたため、その話を受けることはありませんでした。

 

それでも、連絡を取り続けてくれたランスタッドの営業担当者の姿勢に感動した篠浦は、ランスタッドにとても良い印象をもちました。そして1年後、担当者から再び声がかかり、今度はオンサイト正社員としてのオファーを受けることになります。

 

(篠浦)「長期の派遣経験がない私に正社員の話がもらえたのは本当に光栄でした。年齢的にもラストチャンスかもしれないと感じましたし、何より丁寧な対応や面接でお会いした方々の人柄に惹かれ、『この人たちと働きたい』と強く思いました。未経験の業務への不安もありましたが、チャレンジしたい気持ちが上回りランスタッドへの入社を決めました

 

しかし、オンサイト正社員として新たなスタートを切った直後、予期せぬ体調不良に見舞われます。出勤しようとすると動悸が激しくなり、休職を余儀なくされました。

 

(篠浦)「入社してまだ3ヶ月、期待に応えられない自分が悔しく、会社を裏切るようで本当に辛かったです」

 

体調不良であることを上司に相談すると、すぐに休職手続きが進められました。そして休職期間中、自身の不調の理由を探ってみると精神障がいが原因であるとわかりました。

 

(篠浦)「自分が障がい者だと受け入れるのには時間がかかりました。会社へ病状を伝えることにも抵抗感がありました。体調回復後は無期雇用派遣に切り替えて、別の派遣先で働き始めることになりました。」

 

契約終了が近づくにつれ、今後のキャリアについて篠浦は悩むようになります。障がい者雇用の求人を調べても、精神障がいを持つ自分に適した仕事はなかなか見つからず、精神的にも辛くなってきた時期でした。

 

そんな時、篠浦は過去に何度も親身になって対応してくれたランスタッドの営業担当者を思い出します。「話しやすい営業担当者になら、何か相談できるかもしれない」そう考え、再び連絡を取りました。

 

(篠浦)「勇気を出して営業担当者へ体調不良を機に、障がい者手帳を取得したことを打ち明けました。すると、担当者は驚く様子もなく、そうなんですね。言ってくれてありがとう。それなら、障がい者雇用を受けてみませんか?』と提案してくれました。

 
『すべてを話さなくても受け入れてもらえるんだ』と、その言葉に救われました。こうして、チャレンジド採用という形で、セールスサポートとして再びランスタッドで働き始めました」

「ここでなら自分らしくいられる」と感じた人の温かさと働きやすさ

▲福岡支店出張キャラバン登録会

現在、チャレンジド正社員として勤務する篠浦。ランスタッドの充実したサポート体制が篠浦の安心感を支えています。

 

(篠浦)「毎週、担当コーディネーターとの面談があります。仕事の話はもちろん、体調やプライベートなことまで気軽に話せる時間があるため、気持ちが整理され、前向きになれます。

 

また、チャレンジド社員全体をサポートしている方との面談もあり、専門的なアドバイスをもらえます。一人で抱え込まない環境は本当にありがたいです

 

もう一つ、篠浦の働きやすさを支えるのは、松山支店や他支店の雰囲気にもあります。

 

(篠浦)「松山支店のスタッフの皆さんは、本当に人柄が良く、いつも気にかけてくれます。ありがとう』『ごめんなさい』『おめでとう!』といった言葉が日常的に飛び交い、誰かの成功をみんなで喜ぶ文化があります。

 

こうしたポジティブなコミュニケーションが、チームの一体感を高めていると感じています。出張で他支店に行った際も同様です。ランスタッド全体に人を大切にする文化が根付いています」

 

フレックス制度や在宅勤務制度といった柔軟な働き方も、篠浦の活躍を後押ししています。

 
(篠浦)「体調に合わせて出勤時間を調整したり、通院で中抜けしたりできるフレックス制度も本当に助かっています。無理なく自分のペースで働けるため体調管理がしやすいです。集中したい時や体調が不安定な時は在宅勤務を活用でき、安心して働き続けられます」

誰かの役に立てる喜びと障がいを受け入れた心の変化

▲松山支店チャリティーマラソンに参加しました

セールスサポートとして、篠浦は電話応対、契約更新連絡、そして派遣登録者への仕事紹介や、クライアント企業への人材紹介業務などを担当。特に派遣登録者とクライアント企業をつなぐ業務には大きなやりがいを感じています。

 

(篠浦)「派遣登録者の希望と、クライアント企業の求める人材像と照らし合わせ、それぞれにあった仕事や人材を丁寧に紹介できるよう努めています。派遣登録者の就業が決まると、その登録者からあなたのおかげです、ありがとう』と感謝される瞬間は何より嬉しいですね。自分の仕事が誰かの役に立ち、支店の目標達成に貢献できていると感じます

 

コールセンターでの経験も、現在の業務に活きているといいます。

 

(篠浦)「コールセンター時代、お客様に電話して案内する業務では成約数1位を獲得しました。数字を追いかけること自体が好きでしたし、相手の心に届くような伝え方を常に考えていました。その経験が派遣登録者への仕事紹介や、クライアント企業との条件交渉など、今のコミュニケーションにも役立っています」

 

さまざまな経験を経て、障がいを受け入れ、オープンに話せるようになったことは篠浦自身の大きな変化です。

 

(篠浦)「以前は、精神障がいがあることを隠したい気持ちが強かったです。でも、ランスタッドで受け入れてもらえた経験から、障がいがある=ダメなことではないと思えるようになりました。

 

配慮してほしいことは正直に伝えています。自己開示することでまわりの理解も得やすくなり、結果的に自分自身も無理なく、自然体で働けるようになったと感じています

障がい者としてのロールモデルを目指していきたい

自身の経験を踏まえ、今後の目標を語りました。それは自身の成長だけでなく、組織や社会への貢献にもつながっています。

 

(篠浦)「まずは、セールスサポートとして、できることを今以上に増やしたいです。派遣登録者さんへの仕事紹介業務のスキルアップはもちろん、ほかの方が進めている契約の手続きや勤怠の確認といった、日々の事務的なサポート業務もしっかり習得し、支店のメンバーをサポートできるようになりたいと考えています。将来的には、セールスサポートでも成果がきちんと評価され、数字目標を持てるような仕組みづくりにも関われたら嬉しいですね

 

さらに、自身の経験を活かし、ランスタッドのチャレンジド採用に関わりたいと強く思っています。

 
(篠浦)「私自身、精神障がいを持つ当事者として、同じような立場の方々がもっと活躍できる社会になってほしいと願っています特に精神障がいは、目に見えない部分も多く、採用側も働く側も不安を感じやすいかもしれません。私がここで活躍することで、『障がいがあっても大丈夫なんだ、多様な人材が活躍できるんだ』と示せるロールモデルになりたいと考えています。」

松山支店お花見写真.jpg

▲松山支店の仲間とお花見

 

最後にランスタッドへの入社を検討している方々へ、次のようなメッセージをいただきました。

 

(篠浦)「ランスタッドは、社員一人ひとりに温かく向き合い、その可能性を信じてくれる会社です個性や人柄をみて、挑戦する気持ちを応援してくれる文化があります。さまざまな経験や背景を持つ方もいると思いますが、心配はいりません。

 

例えば、私自身も未経験からの正社員登用や、体調を崩した後の再スタートを後押ししてもらった経験があります。また困った時に相談できるサポート体制もしっかり整っています。不安があっても一歩踏み出せば成長できる会社です。気になっている方は、まずは応募してみてください」

#ハッシュタグ
中国・四国・九州人材派遣(スタッフィング)女性のキャリア自分らしさ障がい者採用