企業の障がい者雇用が過去最高、精神障がい者25%増

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2015/11/30

 厚生労働省が発表した障がい者の雇用状況の取りまとめによると、企業に雇用されている障がい者数が過去最高となったことが分かった。

 今年6月1日現在で企業に雇用されている障がい者の数は45万3133.5人(前年比5.1%増)で12年連続で過去最高を更新した。うち、身体障がい者は32万752.5人(同2.4%増)、知的障がい者は9万7744.0人(同8.4%増)、精神障がい者は3万4637.0人(同25.0%増)で、いずれも前年から増加した。

 実雇用率は1.88%で4年連続で過去最高を更新した(前年は1.82%)。法定雇用率(2.0%)を達成している企業は47.2%で前年(44.7%)を上回った。

 実雇用率を企業規模別に見ると、1000人以上2.09%、500~999人1.89%、300~499人1.79%、100~299人1.68%、50~99人1.49%となっている。

 業種別では、医療,福祉2.30%、農,林,漁業2.19%、生活関連サービス業、娯楽業2.04%、電気・ガス・熱供給・水道業2.01%が法定雇用率を上回っている。

 法定雇用率未達成企業は4万6450社。うち、障がい者を1人も雇用していない企業は59.4%だった。

 特例子会社の認定を受けている企業は422社で、雇用されている障がい者は2万4445.0人。

配信元:日本人材ニュース

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