新入社員にTOEICテストを実施791社で過去最高

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2014/07/23
日本でTOEICプログラムを実施・運営する、国際ビジネスコミュニケーション協会によると、新入社員を対象にTOEICテストを実施した企業数が過去最高となったことが分かった。

2014年4月1日~5月31日に、団体特別受験制度を利用して新入社員にTOEICテストを実施した企業数は791社だった。受験者数は3万212人で、前年度と比較すると企業数は35社増、受験者数は1017人増となり、ともに過去最高となった。一方、受験者の平均スコアは2014年は500点で、前年度から5点ダウンした。 

企業数、受験者数、平均スコアの過去5年間の推移を見ると、2010年604社・2万4983人・478点、2011年713社・2万7396人・484点、2012年740社・3万98人・499点、2013年756社・2万9195人・505点、2014年791社・3万212人・500点となっている。 

新入社員の文系・理系別に2014年の平均スコアを見ると、文系559点、理系470点で、文系が理系を上回った。 
 
海外滞在経験の有無で平均スコアに大きな差が見られ、滞在経験なし446点、6カ月未満546点、6カ月~1年759点、1年~2年753点、2年以上800点となり、6カ月以上の海外滞在経験者が高いスコアを記録している。 

業種別に見ると、平均スコアが最も高いのは公共団体の702点。次いで、鉱業645点、商社610点、石油601点、マスメディア601点と続く。 
 
業種別に、新入社員と一般社員の平均スコアを比較すると、一般社員が新入社員を上回ったのは28業種中7業種(薬品、その他製造、証券・保険、電気・ガス、マスメディア、サービス、民間団体)にとどまり、特に新入社員の平均スコアが高い公共団体(新入社員702点、一般社員522点)、鉱業(同645点、同507点)などは新入社員が一般社員を大きく上回っている。 

また、内定者(2014年度新入社員)に対してTOEICテストを実施した企業は318社、受験者数は1万269人で過去最高。平均スコアは557点だった。内定時・入社後の両方にTOEICテストを受験した企業も180社となり、こちらも過去最高となっている。


配信元:日本人材ニュース
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