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IT人材不足解消とエンジニアのキャリア形成を支える360度モデル

北上 由香・江間 正明

profile
北上 由香 linked in プロフィールを見る
大手都市銀行のシステムエンジニアを経て、外資系金融機関でマーケティング、商品開発を手がける。インド系ITサービス企業のカントリー・マネージャーを11年務め、ヨーロッパ系IT・コンサル企業、ソフトウェア企業を経て2020年2月より現職。2022年7月よりJLT就任。 津田塾大学数学科、慶応大学大学院経営管理研究科修了(MBA)。現職はランスタッドテクノロジーズ事業本部 本部長。
江間 正明 linked in プロフィールを見る
日本大手電機系SIerで30年 ITインフラビジネスの立ち上げから赴任、主にITインフラ設計・構築からPM/PMO・クラウドデザイン・ITアーキテクトを金融・製造・流通など幅広い業種を担当し、ITインフラ部門の事業責任者として牽引。2021年5月入社 ランスタッドでも前職のITインフラビジネスの立ち上げ経験を生かし、事業立ち上げ、事業拡大を担っています。現職はITソリューション・サービス事業部 インフラサービス・サービスデリバリー・マネージャー。

ランスタッドテクノロジーズ以前のそれぞれのキャリア

――ランスタッドに入社するまでのキャリアを教えてください。

 

(北上) 都市銀行でシステムエンジニアとして第3次オンラインシステム開発、国債ディーリングシステムの導入に携わりました。その後MBAを取得し、外資系大手広告代理店や米国系金融機関でマーケティングから新規事業開発に携わりました。

 

米国の金融機関で働いている時に出会ったインド人ITマフィア達(笑)の縁で2001年にインドのITサービス企業の日本でのカントリー・マネージャーに就任しました。日本での事業責任者を11年間務めた後、フランスに本拠を置くコンサルティングファームが日本市場に再参入するということで1人目のBD(ビジネス・ディベロップメント)として日本市場開拓に従事。海外のオフィスにある知見とコンサルタントやエンジニアをフルに活用し市場開拓を行い、保険セクターを立ち上げました。日本市場への再参入の準備期間から参画していましたので、自分の後ろを振り返っても日本にはコンサルタントもエンジニアもほとんどいない。コンサルタントやエンジニアの採用を並行で行いつつ、海外のオフィスにある知見(ソフトウェア製品の導入メソッドや導入ツール等)を日本で採用したコンサルタントやエンジニアへの教育の計画・実行を指揮しつつ事業開発をするなどといったキャリアを積んできました。

 

(江間) 私は国内の大手電機系SIerでITの責任者をやっていました。主にITインフラ設計・構築に携わり、PM/PMO・クラウドデザイン・ITアーキテクトを金融・製造・流通など幅広い業種にわたり担当してきました。

 

その会社では役職定年があり、定年後に再雇用となっても収入は大きく減りキャリアを伸ばすこともできません。70歳くらいまで活躍できる人材でいたいと考えているため、新しくチャレンジできるフィールドを求めて30年勤めた会社を飛び出しました。

 

――ランスタッドに入社した決め手はどこにありましたか。

 

(北上) ランスタッドの人材紹介のコンサルタントから、あるヨーロッパ企業がIT領域で新規事業を立ち上げる責任者を探してるとお声をかけていただきました。ヨーロッパの企業でこれから日本でITのビジネスを立上げるというのはどこだろうと思っていたら、ランスタッドでした。人材サービスの業界では、テクノロジー分野においてエンジニアの正社員採用のお手伝いをしたり、エンジニアを有期期間でご提供するという人をご紹介・ご提供するという形でのサービスに加え、ITサービスとして提供するということを日本でも海外でもしてきています。ランスタッドでも、アメリカやヨーロッパでは人を提供するだけでなく、ITサービスとしてお客様にサービス展開しています。テクノロジー領域において日本でも同様に、人だけではなくITサービスとしてサービスを展開していきたいということでした。

 

上司となる方と日本のCEOにお会いした際に、IT業界の経験者を求めているというお話しを伺いました。「白い紙をあげるからそこに絵を描くところからやってくれないか」と。私の経験を人材サービス業界に持ち込み、活用することはとても面白くかつ意義もあるだろうと思い入社を決めました。また、世界の人材サービス業界でNo.1というのには必ず理由があるという思いもあり、それも入社を決意する理由の1つでした。

 

(江間) 日本のITマーケットからかなり人材が減少している傾向に対して、テコ入れしていかなければいけないという危機感が業界にはあります。前職では「2025年の崖」というテーマで、退職する2〜3年前からベトナムのハノイ工科大学に実際に視察に行ったりと、色々と動いていました。そういうグローバルな視点で、技術だけはなくヒューマンに対してもっと目を向けていかなければ日本のマーケットは非常に厳しいだろうと意識しております。

そのタイミングで、総合人材サービス会社のランスタッドにインフラサービスの責任者としてお声がけ頂き、自分が今まで見たことのない世界で経験やノウハウが積めるかもしれないと思い、是非その新しい世界観を見てみたいということでランスタッドへの入社を決めました。

ランスタッドが提供する「ITソリューション・サービス」

――randstad technologiesはどんな事業を行なっていますか。

 

(北上) randstad technologiesは、3つの異なるセグメントにむけた事業展開を行っています。
1つは登録型派遣のエンジニア事業部。特徴としては、IT領域の仕事に挑戦したいという未経験者の人たちに4週間程度のトレーニングを提供し、エンジニアへのキャリアの扉を開くお手伝いをしています。我々は「ブートキャンプ」という呼び方をしているんですが、基本的なIT用語や基礎知識を座学で学んで頂くだけでなく、実際にサーバーを触っていただき、派遣社員としてお客様先で就労できるようサポートしています。そして、お客様先でのOJTを通し、よりエンジニアとしての経験を積んでいっていただいています。

 

未経験者でも良いから派遣社員が欲しいという需要は特に日本のSIyerにびっくりするほどあります。どこのお客様もそうですが、社員たちにはもっと上流の仕事をやらせていきたいという考えがあり、その為には、今、社員がしている業務を誰かに任せなくてはならないということで、社員の替わりに派遣社員を活用いただいています。2つ目は、製造業向けに機械系や制御系の開発エンジニア、電気・電子系の設計をするハイスキルのエンジニアを派遣するビジネスを行うエンジニア・ソリューション・サービス事業部です。日本の基幹産業である製造業には、第4次産業革命の大きなうねりが押し寄せています。工場のファクトリーオートメーション(FA)化をすすめ、IoTやAIを駆使した生産体制を作ることが不可欠となっています。また、自動車産業も100年に1度と言われる変革期を迎えています。機械工学や電気・電子の回路設計だけでなく、ソフトウェア・エンジニアに対する需要も高く、大学で学んだ専門的な知識・経験を有するエンジニアを当社の正社員として採用し、変革期に直面しているお客様を支援すべく、ハイスキルのエンジニアをお客様先に派遣し、お客様の課題解決を担います。

 

そして、3つ目がITソリューション・サービスです。ITエンジニア領域の仕事を人材を提供するのではなく、サービスとして提供しています。江間さんが責任者として事業を再構築しているITインフラ・サービスと、私が入社する以前からあった事業会社のIT部門を支援するITサポート・サービスあり、準委任契約または請負契約としてサービスをご提供しています。

 

――ITソリューション・サービスについて具体的に教えてください。

 

(北上多くの企業でDXが推進される中、量・質ともにデジタル人材が不足していると言われています。アメリカのランスタッドでは、IT企業の買収等も含め20〜30年前からrandstad technologiesというブランドでITサービスを通して顧客ニーズにお応えしてきました。ヨーロッパでもAUSYというITサービス会社を買収し、ヨーロッパでITサービスを展開しています。日本においても人材派遣サービスのお取引を通し、顧客のご要望にお応えする形で一部ITサービスも提供していました。そのITサービス事業を強化すべく組織の変更を行い、IT業界出身者の採用を積極的に進め、スキルの高いエンジニアの採用とデリバリー体制の強化を図っています。

 

(江間) 今我々は「人」に関わる「技術」で商売をしています。お客様のさまざまな事業への人材による技術支援という側面で営業をかけていきます。ランスタッドの商品は様々なニーズに合う人になり、優秀な人材をあらゆる手段を使っていかに市場から採用していくかになります。

前職では兼任で営業の責任者もやっていましたので、お客様が求めているものに対してはエンジニア目線と営業目線の両方が必要だと常に思っていました。お客様との商談、要件ヒヤリングはITスキルを活用出来る場になっております。しかしながら全く業種が違うので、最初は本当に試行錯誤の繰り返しでした。

商品としての人材の採用とお客様からのオーダー、その両方が良くなければ結局ビジネスとしては成り立ちません。360度モデルとしてそれぞれのエンジニアのスキル・キャリアパスに合わせたマッチングを行なっています。

 

(北上) ITソリューション・サービスの中でも江間さんにご担当頂いている領域は、ITインフラに特化しています。なぜかというと、ITインフラ・エンジニアは、アプリケーション開発を行うソフトウェア・エンジニアと比較すると、お客様の業種が違っても通用する。アプリケーション開発を行うソフトウェア・エンジニアだと、お客様の業種が異なるとお客様のビジネス・プロセスが異なるため、お客様の業種・業界の知識が求めらる。ITインフラのエンジニアの場合、異なる業界のプロジェクトにもアサインが容易なのに対し、アサインするプロジェクトのお客様の業界の知識がある程度求められるソフトウェア・エンジニアの場合、アサインできるプロジェクトに制約が高く、その為、ベンチ(請求稼動できずに待機状態にあること)のリスクがITインフラ・エンジニアよりも格段に高くなるため、まずはITインフラ、特に今後ますます需要が高まるクラウド系の領域にフォーカスいただいています。

 

(江間) クラウドエンジニアも今は本当に幅広いエンジニア枠になっています。我々に寄せられる案件の中では、クラウドのITでもプログラムを書いたりする開発工程の仕事が3~4割ぐらいの比率があります。業界ではフルスタックエンジニアと呼んでいますが、クラウドが専門でありながらアプリケーションのことも知っていて、インフラのこともやっていますという。インフラと開発、それぞれの技術を持っているような方が、特にSI業界では非常にニーズが高い傾向にあります。

 

クラウドと一言で言っていますが、さまざまな先進的な技術を使うエンジニアというところにまず注力しています。今はIoTなどに強いエンジニアが多いのですが、最近は携帯電話も5Gやサイバーセキュリティでさまざまな技術を使っています。新しいネットワークの技術もかなりクラウドチックになっているので、ネットワークの先進的な技術を持つエンジニアも積極的に採用しています。

人材会社がITサービスを提供する意義と難しさ

――ランスタッドがITサービスを提供する意義はどこにありますか。

 

(北上) テクノロジーって需要が増えることはあっても、我々が生きてキャリアを現役でやっている間は減らないと思うんです。一般的に事業会社のIT部門に所属しているエンジニアは、アメリカだと50%くらい。それが日本では20%くらい。従って、事業会社のIT部門が単独でITプロジェクトを実行できるようなエンジニアのキャパシティーが有りません。では、どうするか。システム・インテグレーター(SIyer)やITコンサル会社に発注するのです。日本企業のITプロジェクトは、外部人材への依存度が極めて高いのです。

 

日本市場のもう1つの特徴としてあげられるのが、ITサービスの寡占化と一次受けー2次請けー3・4次請けというヒエラルキーが存在する産業構造です。トップ20企業で日本のITプロジェクトの6割近くを受注しています。そして、それら一次受け企業は、2次請け、3次請け企業に下請けにだす。3次・4次請けで働くエンジニアの中には、SES(システム・エンジニアリング・サービス)と呼ばれる派遣契約ではないけれど、エンドクライアント先に常駐し、複数の外注先企業のエンジニアと責任範囲が明確にされていない状況下におかれている事も少なくありません。何故、このような事が起るのかというと、深いヒエラルキーの産業構造の中で禁止されている二重派遣を回避する必要があるものの、請負契約や準委任契約として受注案件のスコープや責任の範囲を定義できる体制をもっていない下請け企業が多数存在するからです。当然のことながら、孫請け、曾孫請けのようなヒエラルキーの底辺の企業にいるエンジニアの給与は、低く押さえられてしまいます。

 

ITソリューション・サービス事業部の基本方針として、お客様からのご要望がある場合には、派遣契約としてエンジニアをご提供することもありますが、プロジェクトのスコープ、顧客と当社の責任を明確に定義し、請負契約または準委任契約での受注を必須としています。

 

ランスタッドは人材サービスの会社で、どこに人がいるか・どう採用するかというノウハウを持っています。かつ、昨年アクセンチュアからグループのCEOが着任されて、「最も公正で最も専門性に富んだタレント企業になる」ということを我々のビジョンとして掲げています。当社の社員として採用したエンジニアの方々に公正な契約形態で仕事をし、エンジニアとしてのてキャリアを磨いていただくこと、当社として受注したプロジェクトの作業や納品物に責任を持つことにより(派遣契約よりも)付加価値の高いITサービスという事業を行うことで、より高収益体制のビジネスに転換をしていくという事は、とても意義があるものだと思っています。

 

(江間) 総合人材サービス会社として持っている人材派遣や人材紹介のノウハウを生かしたエンジニアの採用・育成を通じて、エンジニア不足の解消に貢献できます。前職では人材の採用や育成も担当しましたが、SIerは人材が財産。社員を成長させることが大事です。新しいテクノロジーを勉強し、資格を取得するということもエンジニアにとって重要な事ですが、エンジニアが真の力を付けるには、よいプロジェクトにアサインされ、実際の仕事を通して学んでいくことが極めて重要です。それぞれのエンジニアの経験やキャリアの志向に沿った案件を探し、アサインすることがエンジニアである自分にこそできることだと考えています。

 

(北上) IT企業から転職するエンジニアに入社を検討してもらう時に「ランスタッドはIT企業じゃないけど、どうなんだろう?」と当然思われると思うんです。エンジニアとして長く経験を積まれてきた江間さんとお話ししていただくことで、候補者の方にも「ランスタッドにはITの領域を理解している人がいて、自分がどういうキャリアを築こうとしているのかも分かってくれて、ここで経験する方がエンジニアとして成長できる」と思っていただけると思います。

 

(江間) 私は前職ではもともとプロジェクトマネジメントやITアーキテクトをやってきています。特にプロジェクトマネジメントはいかに上手くバランス良く人を配置していくか、メンバーのモチベーションを上げるかといったコミュニケーションが非常に重要になります。

お客様から「こういうエンジニアが欲しい」とオーダーをいただいてから、かなり初期の段階から私が候補者の方とカジュアル面談をしています。お客様側の市場のニーズと候補者の方のスキルをよく理解した上で、候補者の方に「市場はこういうニーズが増えているので、こういうキャリアを作っていくと強くなる」とキャリアコンサルのような形で話しをしています。

エンジニアの育成やキャリアパスを導いてあげるような存在が、この業界には必要ではないかなと思います。もっとIT業界のプロフェッショナルな方に人材業界に入ってきていただきたいですね。私も会社の制度を利用して、キャリアコンサルタント資格の取得を考えております。

 

――難しさを感じるところはありますか。

 

(江間) 事業会社には当たり前にあるようなものが、当たり前のように何もないところですね(笑)。たとえば新卒を育てるという教育的なところから、品質管理部とかですね。事業会社では何十年も培ってきたドキュメントがありますし、業務が細分化されていて、エンジニアとしてパフォーマンスを上げるという一点にフォーカスしていけた。びっくりはしたもののrandstad technologiesはスタートアップなので、今までの当たり前を当たり前だと思わないでやってみるという面白さがありますね。

やってみて違ったら修正したり変えてみたりということは、日常繰り返しにやっている感じです。スタートアップってさまざまなものが当たり前ではなく作っていかなければいけない。作っていくということは失敗も繰り返すかもしれないし、チャレンジもある。大変でもあるし、楽しい部分でもあると思います。

ITリューション・サービスのこれから

――ITリューション・サービスのエンジニアにどんなスキルを求めますか。

 

(北上) 候補者との面接の中でお話ししていると、自分がヒエラルキーのどこで仕事をしているのかを意識されている方もいらっしゃいます。そして、より上位のストラクチャーで仕事をしていきたい、エンドのお客様により近いところで仕事をすることにより、自分の仕事の意義をより理解したい、そういった声をよく聞きます。
そういう方にとっては、我々はプライム(一次請け)かその下くらいの位置でお客様から受注していますので、きちっとしたストラクチャーの中で希望を叶えていただけます。

 

プライム企業が実際の構築や保守・運用作業をやっているところはあまりなく、大概が下請けに発注します。その時に、プライム企業と構築や保守・運用作業する会社でスコープと責任分担をきちんと定義した上で仕事をする必要があります。それを一般的な人材会社や孫請け・曾孫請けをするように中小のITベンダー会社がやるのは難しく、相応の経験を積んだエンジニアを擁している企業でなければできません。
スコープを定義し、どちらが何の責任を持っているかをお客様と握らなくてはならない。そうしないと、残業が自社のエンジニアの生産性が低いから発生しているのか、あるいは発注者側の問題から発生しているのかを分析できない。「この問題はこういった課題があるから発生しています。その課題を解決するために、このような調整しましょう」といったことをクライアントと話し、交渉できないとならないんです。

 

派遣社員は派遣先のお客様から指示を仰ぐという契約ですが、ITソリューション・サービスとして仕事をする場合は指揮命令者は我々なんです。我々の会社の実行部隊の代表として行くので、何でもかんでもお客様に「はい、はい、はい」ということでは不都合があるんですよね。これは本当にうちの責任なんだっけ?ここまでやらないといけないんだっけ? というところがあったりするので。

 

(江間) ですので、プロとしてお客様と対等に話をすることができるエンジニアの方に仲間になってほしい。また、現在、そのような中で苦しんでいるエンジニアに当社で安心して働いてほしいと思います。事業会社はそこが厳しく、見積審議で細かく見積条件を設定し、必ず不明確なところにリスク費用をのせたりします。お客様とはちゃんと役割分担やスコープを決めて、ここからはお客様側の責任です、ここは我々の責任ですというところも明確にしています。
派遣の場合、一緒に業務を進める指示命令系統はお客様なので、進め方が全然違うと思います。派遣とサービス(請負/準委任契約)ではそれぞれの良い面と気をつけなくてはいけない点がまったく違うのですが、サービスの方が難しいと思いますね。だから、利益率が高くなるということでもあるのです。

 

――IT人材不足の中、どのように採用しているのでしょう?

 

(江間) ランスタッドは「公正」を非常に強く打ち出している会社です。女性に安心して長く働いていただけること、女性が活躍できる環境を作っていくことを意識していますし、女性を積極的に採用しています。さらに人種や民族にとらわれず、外国籍の方も広く採用していきます。

直近ではリモートワークで対応可能な案件も多くなってきています。地方在住の方やお子さんが小さくて送り迎えが必要な方、仕事とプライベートを両立したいという方々は今非常に多い。働くニーズの多様化が進んでいるので、その辺も少し幅を広げて営業したり採用したりして取り組んでいますね。

 

――ITソリューション・サービスをどんなチームにしていきますか?

 

(江間) まずは安心、安全というところですね。皆さんが安心して働けて、さらに成長が実感できて、チーム全体が明るく皆で助け合えてチャレンジできるチームになったら良いなと思っています。

エンジニアはスキルを磨きたい、向上をしたいという意識が高い方が本当に多い。ランスタッドではUdemyを利用できますが、社内でもうちの部門が利用者の上位を独占しているような状態になっています。新しい資格も取得しているので、ここは特にランスタッドの中でも良い事例として発信できるように推進していけたらというのが1つ。

あとは、チームの皆さんとのコミュニケーションにもっと時間を費やしたく、さらにチーム間のコミュニケーション活性化を考え、エンジニアコミュニティを今年中に立ち上げたいと考えています。会社が色々言うのではなく、安心安全の場でみんながお互い発信したり共有したり助け合ったりというようなことができたら良いなと。先進的な企業はやっているので、そういう会社を見習っていきたいと思います。

今はrandstad technologiesには製品がありませんが、あえて「人」ではなく「技術」を使って、さまざまな形で実現していけるんじゃないかと思っています。人がテクノロジーを駆使していかにやっていくかというところで、ゆくゆくは何かしら形として実現できる絵を描いていきたいです。

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