両立、キャリアアップの企業助成を拡充  雇用保険法改正、労政審分科会が了承 

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2019/03/26

 労働政策審議会の第15回雇用環境・均等分科会(奥宮京子分科会長)は26日、雇用保険法施行規則の一部改正について、事務局の厚生労働省が提示した省令改正案を「おおむね妥当」と答申した。企業に対する「両立支援等助成金」「キャリアアップ助成金」の引き上げが柱。財源は雇用保険で、4月1日から施行する。

 両立支援等助成金は(1)介護離職防止支援コース助成金(2)再雇用者評価処遇コース助成金(カムバック支援助成金)(3)女性活躍加速化コース助成金、の各見直し。(1)は対象企業を中小企業に限定する一方、支給対象者を従来の無期、有期労働者の2人上限から、両者を区別しないで5人上限へ拡大する。(2)は従来対象の妊娠、出産、育児、介護による退職者に、配偶者の転勤による退職も加える。(3)も対象を中小企業に限定し、取り組み目標達成時などの助成額を引き上げる。

配信元:アドバンスニュース

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