新卒離職率、大卒は31.8%に少し低下  零細企業、飲食サービスで依然高率

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2018/10/23

 厚生労働省が23日発表した「新規学卒者の離職状況」によると、2015年3月卒業者の3年以内の離職率は大卒が31.8%(前年比0.4ポイント減)、短大卒が41.5%(同0.2ポイント増)、高卒が39.3%(同1.5ポイント減)、中卒が64.1%(同3.6ポイント減)となった。大卒は6年連続で31~32%台で推移しており、高卒は2年連続でわずかに低下している。

 企業規模別にみると、大卒の場合、従業員5人未満の零細企業の離職率は57.0%(同2.1ポイント減)で依然として高いが、500人~999人の29.6%(同0.2ポイント減)、1000人以上の24.2%(同0.1ポイント減)と下げ止まりの気配もうかがえる。

 業種では「宿泊・飲食サービス」が49.7%(同0.5ポイント減)で最も高いが、「医療・福祉」も37.8%(同0.2ポイント増)と高い。

配信元:アドバンスニュース

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