今春卒業の大学生就職率９８．０％　　過去最高を更新、文科・厚労両省調査

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2018/05/18

　文部科学、厚生労働両省が１８日発表した今春卒業の大学生の就職率（４月１日時点）は９８．０％（前年同期比０．４ポイント増）となり、３年連続で過去最高を更新、１９９７年の調査開始以来の最高を記録した。

　内訳は国公立が９８．０％（同０．７ポイント増）、私立も９８．０％（同０．３ポイント増）。男女別では男子が９７．５％（同０．６ポイント増）、女子が９８．６％（同０．２ポイント増）。文理別では文系が９８．１％（同０．９ポイント増）、理系が９７．２％（同１．５ポイント減）となり、文系が理系を上回った。

　地域別では中部の９９．５％（同２．１ポイント増）が最高で、関東が次いで９８．５％（同０．３ポイント減）。他の４地域は９７％台で、最低は北海道の９７．０％（同０．５ポイント増）だった。

　大学の調査対象は全国６２校を抽出し、約５０００人から回答を得た。両省の推計では就職した学生は約４２万人。

　一方、高卒の就職率（３月末時点）は９８．１％（前年同期比０．１ポイント増）となり、８年連続の上昇で１９８９年の９８．２％に次ぐ高さとなった。卒業生約１０６．２万人のうち、就職希望者は約１８．８万人で１８．４万人が就職した。