3月の完全失業率2.8%、正規雇用26万人増

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2017/05/01

 総務省が発表した労働力調査(速報)によると、3月の完全失業率(季節調整値)は前月と同率となる2.8%だった。男女別にみると、男性の完全失業率は3カ月連続で改善傾向が続いている。

 男女別の完全失業率は、男性が2.8%で前月比0.2ポイント低下と3カ月連続で改善。女性は2.7%で3カ月連続の同水準となった。

 完全失業者数は188万人(前年同月比28万人減)。完全失業者のうち「定年又は雇用契約の満了」は20万人(同4万人減)、「勤め先や事業の都合」は27万人(同11万人減)、「自己都合」は77万人(同5万人減)だった。

 就業者数は6433万人(前年同月比69万人増)で、就業者数のうち、雇用者数は5728万人(同58万人増)。

 正規雇用は3376万人(同26万人増)、非正規雇用は1998万人(同17万人増)となった。

 非正規雇用の内訳は、パート979万人(同10万人増)、アルバイト415万人(同8万人増)、派遣社員132万人(同5万人増)、契約社員285万人(同2万人減)、嘱託113万人(同6万人減)、その他73万人(同増減なし)。

 就業者数の前年同月比を産業別に見ると、製造業(28万人増)、学術研究・専門・技術サービス業(11万人増)、教育・学習支援業(8万人増)などが増加し、医療・福祉業(17万人減)、建設業(5万人減)、運輸業・郵便業(4万人減)、卸売業・小売業(4万人減)などが減少した。

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