高齢者の就業率、転職経験の有無で差  労働政策研究・研修機構調査

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2016/04/08

 労働政策研究・研修機構が8日発表した「中高年齢者の転職・再就職調査」によると、調査回答者の45歳以上の男女5357人のうち、転職経験者の割合は男性62.4%、女性63.7%だった。女性の場合、転職理由として「介護など家庭の事情」が3割を超えて圧倒的に多いことがわかった。

 65歳以上の就業者で、過去に転職経験のある人の就業率は男性40.5%、女性31.5%だったのに対して、転職経験のない人の就業率は男性26.5%、女性19.2%となり、男女とも転職経験者の就業率が高かった。

 また、転職結果への満足度については、「とても満足」と「多少満足」を合わせると56.4%と過半数を占め、「とても不満」「多少不満」を合わせた20.5%を大きく上回った。特に、60歳以上の人は「仕事に内容に興味がある」「能力、個性、資格を生かせる」仕事を選んだ人の満足度が高い傾向にあった。

 調査は昨年1~2月、45~74歳の男女6000人を対象に郵送で実施。89.3%にあたる5357人から有効回答を得た。

配信元:アドバンスニュース

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