女子大学生の就職内定率が2年連続で過去最高を更新

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2016/01/21

 今春卒業予定の女子大学生の就職内定率が2年連続で過去最高を更新したことが分かった。厚生労働省と文部科学省が就職内定状況等を共同で調査し、2015年12月1日現在の状況を取りまとめた。

 両省の発表によると、大学の就職内定率は80.4%で、前年同期を0.1ポイント上回った。12月1日現在の内定率としては5年連続の改善となった。

 12月1日現在の内定率が80%を上回ったのは2年連続。リーマン・ショック後の雇用環境の悪化で内定率が最も落ち込んだ2011年3月卒の68.8%から年々上昇し、リーマン・ショック前の水準までほぼ回復している。

 一方で、推計によると、43万7000人の就職希望者のうち、まだ8万5000人が内定を得られていない。

 男女別に内定率を見ると、男子は79.0%で前年同期比0.1ポイント増、女子は82.0%で同0.1ポイント増。女子の内定率は2年連続で過去最高を更新した。文理別では、文系は79.7%で同0.3ポイント増、理系は83.4%で同0.8ポイント減となっている。

 大学の地域別では、北海道・東北75.6%(前年同期比2.8ポイント減)、関東86.8%(同1.2ポイント増)、中部78.8%(同2.7ポイント増)、近畿81.4%(同0.9ポイント減)、中国・四国が71.0%(同0.5ポイント増)、九州70.3%(1.3ポイント減)だった。

配信元:日本人材ニュース

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