就職後3年以内の離職率 大卒以外は増加、厚労省調査

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2015/11/04

厚生労働省が30日発表した「新規学卒者(2012年3月卒業)の離職状況」によると、卒業後3年以内の離職率は大卒が32.3%(前年比0.1ポイント減)、短大卒が41.5%(同0.3ポイント増)、高卒が40.0%(同0.4ポイント増)、中卒が65.3%(同0.5ポイント増)となり、大卒以外はすべて前年より増えた。

大卒の場合、事業規模別にみると、従業員1000人以上では22.8%(前年と同じ)、500~999人では29.3%(同0.6ポイント増)、100~499人では32.2%(同0.1ポイント増)と増えたが、30~99人で39.0%(同0.6ポイント減)となるなど、中小企業の離職率が比較的低かった。

産業別では宿泊・飲食サービス業が53.2%(同0.9ポイント増)、生活関連・娯楽業が48.2%(同0.4ポイント減)などとなり、定着率の悪さは改善されていない。

大卒の離職率は09年の28.8%を底に、景気回復を背景に徐々に高まる傾向にある。

配信元:アドバンスニュース

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