9月の有効求人倍率1.24倍、完全失業率3.4%

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2015/11/01

 厚生労働省が発表した9月の有効求人倍率(季節調整値)は前月から0.01ポイント上昇して1.24倍となり、1992年1月(1.25倍)以来の高い水準となった。一方、総務省が発表した労働力調査(速報)によると、9月の完全失業率(季節調整値)は前月から変わらず3.4%だった。

 新規求人倍率(季節調整値)は1.86倍(前月比0.01ポイント増)、正社員有効求人倍率(同)は0.77倍(同0.01ポイント増)、有効求人(同)は前月比0.7%減、有効求職者(同)は同1.4%減となった。

 新規求人(原数値)は前年同月比0.9%増。産業別にみると、教育,学習資源業(9.8%増)、医療,福祉(4.5%増)、運輸業,郵便業(3.6%増)などが増加し、学術研究,専門・技術サービス業(4.0%減)、建設業(3.4%減)、情報通信業(3.4%減)などが減少した。

 都道府県別の有効求人倍率(季節調整値)で最高は東京都の1.83倍、最低は鹿児島県の0.86倍。

 男性の完全失業率は3.6%(前月比0.1ポイント増)、女性は3.1%(同0.1ポイント減)となった。

 完全失業者数は227万人(前年同月比6万人減)。完全失業者のうち「定年又は雇用契約の満了」は24万人(同2万人増)、「勤め先や事業の都合」は41万人(同5万人減)、「自己都合」は94万人(同2万人減)だった。

 就業者数は6439万人(前年同月比37万人増)。就業者数のうち、雇用者数は5687万人(同51万人増)。正規の職員・従業員は3348万人(同21万人増)、非正規の職員・従業員は1986万人(同16万人増)となっている。

 就業者数の前年同月比を産業別に見ると、医療,福祉(34万人増)、学術研究,専門・技術サービス業(15万人増)、情報通信業(14万人増)などが増加し、製造業(42万人減)などが減少した。

配信元::日本人材ニュース

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