9月の求人広告3.0%増、伸びが鈍化

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2015/10/26

 全国求人情報協会がまとめた9月分の求人広告掲載件数等集計結果によると、求人メディア全体の広告掲載件数は前年同月比3.0%増となったことが分かった。

 求人メディア全体の広告掲載件数は108万2819件で、66カ月連続の増加となった。伸び率が前年同月比で10%を下回ったのは2012年10月(9.3%)以来。前月比は0.6%増。

 メディア別に見ると、有料求人情報誌3万5828件(前年同月比30.7%減)、フリーペーパー33万9478件(同16.4%減)、折込求人紙7万6106件(同17.2%減)、求人サイト63万1407件(同25.7%増)。

 有料求人情報誌は8月に21カ月ぶりに増加したが再び減少に転じた。フリーペーパーは4カ月ぶりの減少。折込求人紙は4カ月連続の減少。 求人サイトは引き続き高い伸びを維持した。

 地域別に見ると、北海道・東北4万5147件(前年同月比22.5%減)、関東・甲信越15万5219件(同21.5%減)、中部・北陸6万4114件(同15.6%減)、近畿8万5134件(同17.3%減)、中国・四国3万4382件(同5.4%減)、九州・沖縄6万7416件(同13.9%減)となった。全ての地域が前年同月を下回ったのは2010年3月以来。

 同協会が会員求人メディアの営業担当者や編集担当者107人から回答を得たウォッチャー調査(調査期間:9月25日~10月8日)によると、9月時点の企業の求人意欲は、正社員で約7割、アルバイト・パートで約8割、派遣・業務請負で約6割の担当者が求人意欲が「高い」もしくは「やや高い」と回答し、企業の高い求人意欲がうかがえる。

 一方、求人意欲の先行き(3カ月後の求人意欲)を見ると、正社員、アルバイト・パート、派遣・業務請負のいずれも、求人意欲が「高くなる」もしくは「やや高くなる」と回答した担当者は5割以下となっている。

配信元:日本人材ニュース

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