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ヘッジファンドから人材業界へ 経済を動かすのは数字ではない 女性リーダーが学んだこと

辛 周映(Shin Ju Young)管理部門 財務・経営管理本部 経営管理部 ディレクター

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profile
高校まで韓国の蔚山で育ち、高等教育を受けるためにアメリカのノースカロライナに移住。大学在学中に北京と東京へ留学を経験。会計学の修士課程を取得後、ニューヨークで公認会計士の資格を取得し、デロイトで外部監査役として勤務、主に金融関係のクライアントを担当。その後、ニューヨークのヘッジファンドに転職。グローバルの姉妹ファンドとAPACのOpCosを担当し、2016年に駐在員として日本へ移住。2018年にランスタッドジャパンに転職。

画面で数字を追う仕事から人との関わりを求めて

アメリカの大学で会計学の修士課程を卒業、ニューヨークで公認会計士の資格を取得した辛周映。デロイトで外部監査役として働き、主に金融関係のクライアントを担当。その後はヘッジファンドに移り、駐在員として日本に移り住みました。

 

(辛)「以前は画面で数字だけを見ていることが多く、人とあまり話さない仕事でした。“ヒューマン”の部分が無かったんです。私めちゃめちゃ人が好きなので、業界を変えてみようと思い、ランスタッドに相談しました」

 

当初、ランスタッドの人材紹介サービスに登録していた辛。しかしコンサルタントとの面談で、辛は思わぬ誘いを受けます。それは、ランスタッド経理管理部門へのマネージャーとしてのスカウトでした。

 

(辛)「人材サービスは全然分かりませんでしたが、考えてみたら経済を動かしているのは人。どの業界が成長している・採用が増えているという情報が、人材サービス会社なら経済にインパクトする前から分かり、会社から経済への流れがマクロとミクロで全部見えるようになる。そう思うとすごく興味が湧き、面白いと感じたのです

 

面接で出会ったランスタッドの人たちと一緒に働きたいと思ったことも入社の決め手でした。人柄が良く、ランスタッドが日本でのシェアを伸ばしていくことは間違いないと確信したそうです。

 

こうしてランスタッドに入社した辛。以前は企業の財務諸表や事業内容ばかりを見ていましたが、今は「この会社には誰がいて、どの部署で何をやっているのか」を含め企業を見るようになったそうです。

 

(辛)「もちろん数字は見なければならないんですけど、それは事実の一面に過ぎません。実際に会社を運営しているのは人ヒューマンの部分をはじめて考えるようになり、今は数字プラス“human forward”、人材の将来性の部分まで一緒に見えるようになった。視野がすごく広がり、今とても楽しいです

女性管理職を増やしグラスシーリングを無くしたい

赤坂オフィスの経営管理部のチームが集まり、クリスマスランチパーティでWhite Elephant(プレゼント交換)を開催したときの写真。(2022年12月)

辛がマネジメントする経理部門には、多彩な国籍の社員が働いています。日本・韓国・オランダ・アメリカ・オーストラリア・フランス・ポーランド。台湾とジャマイカからのインターンもいます。

 

(辛)「日本企業のバックオフィスで外国人が多いのは珍しいと思います。でも経営管理部は戦略も立案する。『オランダはこう考えアメリカはこの考え、韓国はちょっと文化が違うからこの形』など、色々な角度で物事を捉えられます。既成概念にとらわれないので、戦略部門や幅広いアイディアが必要な部署には多国籍がおすすめです

 

そんな多様なメンバーと働いている辛ですが、女性のキャリアについては課題を感じています女性管理職が圧倒的に少ない日本やアジアの現状。アメリカで働いていたときですら感じていたグラスシーリングを、日本に来てからより鮮明に感じるようになったのです。

 

(辛)「最近ある大学で人材業界の説明会があり、多くの学生たちと話しました。すごく優秀で将来性のある女子学生たちなのに、あまりキャリアに関心がない。『私はマネージャーになれないと思う』と話していて本当に驚いたし悲しかったです」

 

キャリア教育は社会人になってからでは遅い。学生時代からキャリアについて考え、大学を卒業しても自分のキャリアや人生のために学びを継続してほしい。辛はそんなメッセージを伝えていく機会を、これからも作っていきたいと考えています。

 

(辛)「アジアではキャリアウーマンにまだあまり良いイメージがないのかもしれません。でも学生時代から性別関係なく、自分のキャリアを探して自分の人生を生きられるように、ということを伝えています。人材業界ならそれができるし、ランスタッドはそれができる会社です。ただ、ランスタッドもまだ女性管理職が多くないので、そこは変えていきたいです」

メンバーを育てる「お母さん」になる

女性がもっと活躍できる社会を思い描く辛は、自身のマネジメントスタイルを「お母さん」と表現します。自分の子がさまざまな経験をしながら、自分よりも大きく成長していくことを願う親のように。チームのメンバーたちが自分よりも成長し、ステップアップしていく過程を手伝いたいという思いを抱いているのです。

 

(辛)「自分の子が間違っている部分があれば、それは駄目だと指摘しきちんと説明する。それも成長するための教育ですよね。そういう部分も含めて、私はお母さんみたいなマネージャーかなと思います(笑)」

 

そんな辛のチームはフラットで対等な関係。役職に関係なく、アイデアがあればインターンでもマネージャーでも同じ一つの意見として発信することを求めています。たとえインターンでも、上司からその上司へと報告を上げるのではなく、CFOに話しがあれば本人から直接伝えるようにしているそうです。

 

そしてマネージャーになりたいという希望があれば、積極的にその機会を与えています。「管理する」という経験を積めるよう、2〜3人程度の小規模なチームを次々と増やしているのです。

 

(辛)「役職者が転職や昇進をしないと下の人が昇進できないという構図がアジアではよくあります。それで、能力や希望があっても長年同じポジションから動けないというのは良くない。離職率も上がると思うし、できれば社内でマネージャーを育てたいですから。一度小さなチームを管理してみれば、自分はマネジメントが好きなのかプレイヤーが好きなのか、まずはそれが判断できます」

 

他部署との交流も活性化させ、チームワークと企業文化を醸成。業務とは関係ない言語交換プログラムなどで接点を増やし、相互理解を深めています。

 

(辛)「言語交換プログラムは人事と行いましたが、すごく楽しかったので他の部署にも広げたいですね(このプログラムの様子は辛のLinkedInで見ることができます→クリック)。そこで他部署の方たちにも会いたいし、英語力向上のための機会も用意したいです。私はランスタッドに入社するまで日本語がしゃべれませんでした。たくさんの優しい人たちにたくさんの機会を与えてもらったので、私が恩返ししたい気持ちもあります」

仕事は生活するためのツールではなかった

辛が目指すのは、他部署とも一丸となり共に大きな発展を目指していく組織本当にビジネスを成長させたいのであれば、一つの部署だけでなく会社全体が優れている必要があるからです。共同で取り組むプロジェクトなどを数多く重ね、その成果も感じています。

 

(辛)「他の部署との結束が強くなったと思います。特に人事とは多くのプロジェクトに取り組んでいるので、私たちも人事のことを理解できて、人事もファイナンス業務を理解できている。共にランスタッドのために成長していると感じます。

 

学校や研修でスキルはアップできても、チームワークが無ければうまく機能しません。これまでの経験から、スキルよりもそれぞれの『協力したい』という感覚が大事だと考えています」

 

辛はこんな例え話をします。アメリカのNBAプレーヤーはスキルが高い人たちばかりなのに、オリンピックではいつも負けていた。そこにコービー・ブライアントが加わったことでチームワークが良くなり、勝てるようになったと。メンバー個々のスキルにチームワークが加わることで、ハイパフォーミングチームへと進化していけるのです。

 

(辛)「他のチームメンバーと活動することで、お互いの距離を縮めたり、社内に知り合いが増えたりします。先日はランスタッドの仲間とサバイバルゲームのイベントに参加しました。会社のチャリティーイベント(チャリティーイベントの様子は辛のLinkedInのポストをご覧ください→こちらをクリック)も行っています。

 

今後はNintendo Switchで、例えば地方の支店チームと経営管理部チームでゲームの試合をするとか、そういう交流をやりたいですね」

 

経営管理部の部長として数字を追い求めるのではなく、文化を作ろうとする辛。かつて身を置いていた金融業界にいた頃とは、見える世界が違っているようです。

 

(辛)「『このマインドセットなら将来は成長する可能性高い』という支店がいくつもあります。これは数字だけ見ていては見えなかった部分。文化が数字を作っていくし、マインドセットがないと数字も作れない。だから私は文化を作っていきたいですね。皆さんと交流してチームとして強くなってくことで、数字がついてくると思います」

 

かつて、辛は仕事を“生活するためのツール”と認識していました。しかし今、仕事は人生の一部になったと言います。

 

(辛)「自分のキャリアと人生は一つにできる。ランスタッドの皆さんが、それを私に教えてくれました

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ダイバーシティーリーダーシップ女性のキャリア管理部門