【派遣社員レポートvol.57】プロジェクト本格始動!

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2017/03/07

EEVT(Enhanced Employability through Vocational Training)プロジェクトのインダストリー・リンキングの橋渡し(企業との連携)役として本格的な企業訪問が始まっています。

タンザニアには日本人商工部会(CCIJT)という組織があります。

この組織はタンザニアに進出している日本企業によって構成されており、日本大使館やJICA(独立行政法人国際協力機構)も事務局幹事としてサポートしています。すでに会員企業の三菱商事株式会社 様、パナソニック・エナジー・タンザニア株式会社 様、東芝プラントシステム株式会社 様を訪問しており、VSOにおけるEEVTの役割と今後の雇用創出に関する意見交換、またVSOとの継続的な関係性維持をして頂くようお願い致しました。

また日本大使館とJICAからは、CCIJTに加盟していない現地企業のご紹介や政府系機関との連携など、大変手厚くサポートいただきました。そして、更にそこからご縁を頂き、タンザニアの政府系機関SIDO(中小工業開発公社)、UNDP(国際連合開発計画)に訪問する予定です。これらの組織はVSOの理念と共通する機能を保持しているため、連携の可能性を模索しています。

具体的な活動を始めて最初に直面した壁は、現状ムトワラやリンディにて行っている職業訓練が技術的に古く、日系企業が求めるようなスキルレベルに達していないということです。当初のプランは職業訓練を終了した卒業生の就職先を探すことでしたが、この状況を鑑み、大手企業にはインターンシップの受け入れなどを通した技術指導をお願いする方向にシフトすることも視野に入れています。

雇用創出の基本である採用要件と労働者スキルのマッチングは、国が変わったとしても当然簡単なことではありません。3ヶ月という短い滞在期間ではありますが、一人でも多くのタンザニアの若者が就職できるような仕組みづくりに貢献したいと思います。

▲VSOメンバーとランスタッドホールディングVSOリーダーMarionと

▲ミーティングの様子

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