【派遣社員レポートvol.41】セッションを担当しました!

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2015/12/10

12月10日の午後は、約1時間私がセッションを担当しました。

Livelihoodのプロジェクトには、これまで携わったことも、専門的なスキルや経験も無いなかで、参加者に何を伝えられるのか研修前から考えていました。そこで、UKとネパールの学生ボランティアにれぞれの出身や文化、背景からの違いを実感が伴った上で理解してほしいと思い、「life changing events(価値観を変えた人生経験)をシェアして、自分(Who I am)、相手(Who you are)を知ろう」というテーマでセッションを行いました。研修では、常に先のことばかり(これから行うプログラムに関する知識)が取り上げられており、彼らもそれらを必死に詰め込んでいるように感じたので、少し落ち着いて今の自分自身や周りのメンバーについて理解を深める時間を持ってもらいたいという狙いもありました。1時間話しているだけでは聞いている側も退屈してしまうだろうと思い、セッションとワークを兼ね合せたものを行いました。

まず、私が、誰なのかを知ってもらうために、ランスタッドとVSOの関係、ランスタッドジャパンのネパールでの活動をシェア(これでなぜ自分がここにいるのかを伝える)を行い、私自身のlife changing event(大学時代に携わったソーシャルビジネスセクターでの経験)をシェアしました。ストーリーのシェアが終わった後、ボランティアメンバー自身のreflection(内省、たな卸し)を行ってもらい、プログラム中のカウンターパートナーとペア(このペアは、期間中同じホストホームで生活をします)で、それぞれのlife-changing eventsをシェアしました。まとめとして、留学時代のインターン先で出会った詩を全員にシェアして、セッションをクローズしました。

セッションの担当を経験し、各ボランティアメンバーのICSでの活動だけでなく、彼らが滞在する地域やコミュニティ、なぜ「livelihood」のカテゴリーで彼らが取り組むのかというようなプログラムの全体像と枠組みを理解するのに時間がかかり、自分が想定したプランニング通りに進める難しさを感じました。また、自分がセッションを行うことで、ボランティアメンバーにどんなインパクトを残したいのか、そのセッションが終わった後にどういう風になってもらいたいのかなど、セッションを計画する際の心がけの部分がまだまだ未熟だと感じました。約1時間という短い時間ではあるものの、彼らのモチベーションを維持しながら、場をファシリテートするのが難しく、また慣れない英語でのセッションで上手く行かない部分もありました。

今回セッションを行うことは、初めから決まっていたわけではなく、自ら手をあげて取り組ませて頂きました。プログラム全体からすれば些細なことですが、小さなことでもゼロから自分で何かアクションを起こすことの大切さを改めて感じ、日本でもこういったアクションを起こす姿勢を忘れずにいきたいと感じました。


セッション中の様子

研修を終えた学生ボランティアたちは、いよいよホストホームへ出発!来週から活動を開始します。

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