雇用・労働関係用語集

ワッセナー合意

「ワッセナー合意」とは、1970年代の第一次石油危機(オイルショック)の後、景気の低迷と物価の上昇に苦しんだオランダで、政府、労働組合、企業の三者、いわゆる政労使で経済危機を回避し立て直すために82年にを結んだもの。その内容は、「労働者側は企業業績向上のために、賃金の削減に協力する」、「企業側と労働者側は雇用の確保・創出のために労働時間の短縮を認める」、「政府は労働者の所得減少を補うため、減税と社会保障負担の削減を行うとともに財政支出の削減を行う」というものである。これらに取り組むことにより、ワークシェアリングが進み、失業率の抑制と景気の回復という「オランダの奇跡」を達成した。
このおかげで、短時間勤務という働き方が選べるようになっただけでなく、フルタイムとパートタイムの社員の待遇を格差をなくすことができました。正社員と同じ待遇で週30時間未満の短時間勤務もできるということです。
さらに、派遣労働者と正社員との均等待遇も義務づけられています。まさに「同一労働同一賃金」を達成しているわけです。 ただし、これには法制度の改正に時間を費やし、「ワッセナー合意」が1982年。「フルタイムとパートタイムの均等待遇」が1996年。「派遣自由化」と「派遣労働者と正社員の均等待遇」が1998年。となっています。

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