
HAPPYワーク・ライフバランスセミナー イベントレポート
多くの働く女性が参加した、今回のキャリアセミナー。 女性たちの真剣な眼差しを見ても、ワーク・ライフバランスに対する注目度の高さがうかがえ、 また、セミナー終了後は、入口近くに設けられたランスタッドのブースで、熱心に話を聞くワーキングウーマンの姿があった。
ハッピーになるのも自己責任!! 自分らしいワーク・ライフバランスが見えてきた!
~女性が輝く生き方を探った約2時間~
去る2月26日(火)に行われた「日経WOMAN*CLUBキャリアセミナー」のテーマは、ワーク・ライフバランス。 働く女性にとって興味のあるテーマだけに、多くの女性たちが参加し、小室淑恵さん、山本浩未さんの言葉に熱心に耳を傾けていた。
第1部 基調講演 「HAPPYなワーク・ライフバランスとは ~楽しむことをキャリアにつなげて~」 小室淑恵さん

平日の六本木ヒルズ。会場となった森タワー40階のアカデミーヒルズ40は、開演の午後7時を前にほとんどの席が埋まり、 働く女性たちの関心の高さをうかがわせた。
第1部は小室淑恵さんの基調講演。
「日本は、残業時間は世界でもトップクラスなのに、労働生産性はOECD加盟国のなかにあって20位と最低クラス。 この負のスパイラルから抜け出すためには、私たち自身も意識を変えていく必要があると思っています」と、小室さんは説く。
小室さん自身、家庭を切り盛りし、2歳になる子どもを育て、株式会社ワーク・ライフバランスの代表として忙しい毎日を送る。
「人からは、『そんな毎日では、自分の時間もとれないんじゃないの』と言われることもありますが、そんなことはありません。 まず、仕事は時間を決めてテキパキやる。うちでは残業は認めませんから、最初は社員の人たちも戸惑うんですね。 でも、やっているうちに、みんな就業時間内に仕事が終わるようになってきます。要は、気持ちの持ちようと、やり方だと思うんです。 “明日は我が身”と考えて、育児中の先輩を支えるチームワークの働き方や、後輩を育てるために信じて任せることも大事だと思いますね」
また、それは家事や子育ても同じ、と小室さんは言う。
「何でも自分でやろうとせずに、二人で働き、二人で育児も家事もやるというスタイルを確立することです。 最初は夫がやってくれる家事に、不満があるかもしれません。でも、グッと我慢して、まずはほめる。 どうしても気になるところは、やんわり注意して改善を求めるといった具合です。
私はこうやって、一人の時間を作り、楽しんでいます」
今回協賛の総合人材サービス会社ランスタッドは、企業と登録者をつなぐ2人1組のコンサルタントユニット制を採用、 一人ひとりのハッピーなワーク・ライフバランスを応援している。その企業ポリシーとセミナーテーマの、 合致したことが協賛の第一の理由だったようだ。
第2部 パネルディスカッション オンもオフも、よりHAPPYに! ~幸運をつかむセオリーとは~

第2部は、小室さんと山本浩未さんをパネラーに招いたパネルディスカッション。コーディネーター役の麓幸子『日経ウーマン』編集長が、お二人に、理想的なワーク・ライフバランスをきいた。
「オンとオフのバランスをうまくとりたいな、と思っているウーマン読者は多いのですが、やはりバランスは5対5がいいんでしょうか」
「私は、うまく5対5になるなんてありえないと思っています。というよりも、常に変わることが大切だと思う。変えていくことのできる柔軟性こそが大切なんじゃないかな。あるときは2対8、あるときは7対3。でも、トータルで見たときにバランスがとれているということが大事だと思います。メイクもね、近くで見たら、今度は遠くから見てみる。離れて見てみることが大事なのね。オンとオフのバランスも、俯瞰で見てみることって、意外と重要なんじゃないかな」と話す山本さんに、小室さんも「割合で考えるのはやめたほうがいいと思う。そういう意味では、バランスというよりも調和。私は最近、ワーク・ライフハーモニーが大切かな、と思うようになってきています。ウチの会社の名前を否定するみたいですけれど・・・」と苦笑する。
要は、頑張りすぎず、自分のペースで完走するイメージ、とお二人。
「仕事に関して言えば、安定的に、継続して力を発揮することを考えたほうがいいと思います」(小室さん)
「そうね。プチ整形をして“一発逆転”というのもあるけれど、やっぱり、毎日少しずつでもお手入れを続けることが美肌の秘訣。人生も同じだと思います」(山本さん)
そんなお二人に、麓編集長から再び質問。
「ハッピーライフには、やはりコンプレックスとか嫌なことをいかにリリースするかということも重要だと思いますが・・・」
「実は私、“超自己否定”なんですね。で、あるとき占いの方に『人がいいと言ったら、それはいいんだ、と思いなさい』と言われたんです。私は、もともと、自分自身をネガティブにとらえがちな星のもとに生まれているんですって。それが分ってからは、すごく気が楽になりました。相変わらず、自分を否定的にとらえがちですけれど、そうなっても『まあ星がそうだからしかたないよね』と思えるようになったんです」と、山本さんが告白すれば、小室さんも自分自身の経験を話す。
「私にも、さまざまなコンプレックスがあります。でも、そんなコンプレックスを自覚しているからこそ、なんとか克服しようとします。コンプレックスで凝り固まって、自分を嫌いになりたくない。好きな自分じゃなかったら、自信も持てませんからね。その意味では、コンプレックスもそんなに悪いことではないのかな、とも思っているんです」
そんな小室さんお勧めの、嫌なことをリリースする方法とは──。
「2足、3足のわらじを履くことです。1つしかないとそれしか見えてこないけれど、いくつかあると気持ちの重心をずらすことができるんです。ひとつのことを見すぎないことで、嫌なことが忘れやすくなります」また、山本さんは最後に「女性は“キレイ”ということが力になります。女性という才能を、いつまでも大切にしてください」
午後9時、家路につく女性たちの表情は一様に明るかった。
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