8月の完全失業率3.5% 3カ月ぶりに改善、有効求人倍率1.10倍で横ばい

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2014/09/30
厚生労働省が発表した8月の有効求人倍率(季節調整値)は1.10倍で前月と同水準だった。一方、総務省が発表した労働力調査(速報)によると、8月の完全失業率(季節調整値)は3.5%で前月から0.3ポイント低下した。完全失業率は3カ月ぶりの改善となった。

新規求人倍率(季節調整値)は1.62倍(前月比0.04ポイント減)、正社員有効求人倍率(同)は0.68倍(同月から変わらず)、有効求人(同)は前月比0.2%減、有効求職者(同)は同0.2%増となった。 

新規求人は前年同月比0.6%減。産業別にみると、宿泊業,飲食サービス業(6.6%増)、医療,福祉(5.6%増)、製造業(1.6%増)などが増加し、学術研究,専門・技術サービス業(7.8%減)、サービス業(7.1%減)、情報通信業(6.5%減)などが減少した。 

都道府県別の有効求人倍率(季節調整値)で最高は東京都の1.62倍、最低は埼玉県、鹿児島県、沖縄県の0.74倍。 

男性の完全失業率は3.8%(前月から変わらず)、女性は3.2%(同0.5ポイント減)となった。 

完全失業者数は231万人(前年同月比40万人減)。完全失業者のうち「勤め先や事業の都合」は44万人(同13万人減)、「自己都合」は93万人(同8万人減)だった。 

就業者数は6363万人(前年同月比53万人増)。そのうち雇用者数は5600万人(同38万人増)。正規の職員・従業員は3305万人(同4万人減)、非正規の職員・従業員は1948万人(同42万人増)となっている。 

就業者数の前年同月比を産業別に見ると、建設業(22万人増)、医療,福祉(17万人増などが増加し、卸売業,小売業(22万人減)などが減少した。


配信元:日本人材ニュース
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